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本を読むということ。
この記事は,僕が実際に塀の中で非行少年たちに語りかけた内容を,記憶をもとに文字起こししたものです。塀の中の教室の空気感を想像しながら読んでもらえたらうれしいです。
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みんなの部屋を見てると,大半の人の棚には本が何冊か入ってるな。とてもいいことだ。本を読むってのは,動画を見るのとはちょっと違う。
書いてる人や登場人物との対話みたいな面があるからな。いい本を,どんどん読んだらいいと思う。
ちなみに…
逮捕される前に本を読む習慣があった人いるか…?
ほとんどいないな。
じゃ…
出院後も本を読もうと思ってる人は?
(読もうと思ってる人が多数派)
そうか。
ほんとに読めたらいいことだな。
じゃ,今日は読書について話をしよう。ここでじゃなくて「社会で」本を読むということについて,だ。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。