我が家の教育 性格形成

人の性格形成について、私の考えを書いてみようと思います。これは、私の個人的な考えなので、奥様がそう思っているか謎です。

「子は親の背中をみて育つ」は本当か?
「子は親の背中をみて育つ」言い換えれば、子どもの成長(性格形成)に親が影響しているということになります。これって、どう思います?本当にそうでしょうか?私は、「親」だからと意識する必要ないと考えています。だって、子どもは「親」の背中なんてこれっぽっちも見ていないから。反対意見の方、自分の子ども時代を思い出してください。ほら、「親」の影響ってありますか?ないでしょう?そんなもんなんです、「親」の影響力なんて。

いやいや、そんなことはない。私は親の影響を受けて今、大人になっているという方。それは「親」じゃなければ、影響を受けなかったのか、もう一度考えてみてください。私の言う「親」とは、血の繋がりつまり遺伝的な親を指します。もちろん、あなたが子どもに与える影響はたくさんあります。社会性、作法、所作など計り知れないほど多くあるでしょう。でもそれって、ただの近くにいる年長者としての影響ではないでしょうか。極端な話、あなたよりも長い時間いっしょにいる年長者が他にいるのであれば、或いは他の年長者の方が影響力があれば、その人の背中をみて子は育つでしょう。
私は、親はいてもいなくてもいいと言っているわけではないです。「親」だからと、肩ひじ張って頑張る必要なんかないと思っているだけです。普通に常識のある大人として暮らしていれば、普通に子どもに伝わっていくと考えています。言い換えれば、自分は自分らしく、子どもと接していれば、子どもの方が勝手に良いことなのか悪いことなのか判断していくということです。

性格はどうやって決まるのか。
私は高校に上がったくらいに、自分はなぜこんな性格なのか悩んだ時期がありました。授業の内容が段々わからなくなってきたころです。予習、復習をやらないといけないのはわかっているのに、やりたいくないことは後回し。いったいいつからこんな性格になったんだ。自問自答を繰り返し、辿り着いた答えは、「いやいや、物心ついた時からそんな性格だったやん。」です。今回たまたま見える形で現れただけで、私は昔からやりたいくないことは後回しにする性格でした。
これはあくまで私の持論ですが、性格って経験の積み重ねで形成されていくものだと考えています。例えば、先の予習で言えば、不安に駆られて予習をやり、それが成功体験につながれば、次も同じようにやる。という感じで積み重なって面倒なことでも先にやる性格になる。ポジティブな性格形成は成功体験の積み重ね、ネガティブな性格形成は「弱い自分への慣れ」の積み重ねだと考えています。私はどこかの時点でやりたくないことを後回しにする弱い自分に負けたのでしょう。

性格は変えることができるのか
書店にいくと人格形成的な本や自己啓発本が置かれています。本を読んで性格が変わるのなら、そんな簡単な話ないですね。それなのに世の中、変われない自分に悩んでいる人が多くいるのはなぜなんでしょうね。
私は、一旦形成された性格は変わらないと考えています。もしかしたら、大事なものを失うくらいの経験をしたら変わるのかもしれませんが、今のところそのような経験をしたことがないのでわかりません。
性格は変わらないかもしれませんが、自分の性格を知ることはできます。良い(強い)部分も悪い(弱い)部分も知っていれば、そんなに悩む必要ありません。特に悪い(弱い)部分を知っていれば、意識して補完するようにしていけばいいのですから。
私の場合、先ほど話したとおり、やりたいくないことを後回しにしてしまいます。このままでは、仕事をする上で間違いなく支障がでます。なので私は、締め切りを設け(ない場合でも自分で決めて)、逆算していついつまでにここまでやっておかないと大変なことになると自分にプレッシャーをかけるようにしています。具体的には、項目を書き出して1月、1週間、今日のやることリストを作成してから仕事をするようにしています。まぁ、社会人なら当たり前ですけど。家庭でもおなじようにやることリストをiPhoneに作成してクリアしていくようにしています。
要は、自分の性格をわかっていれば、やりようがあるという事です。

というわけで、子どもにとって、私の影響力なんてこれっぽっちもないぜ!と、無責任なことを考えながら、子供がどんな性格になっていくのか楽しみながら教育しています。
でも、息子や娘が悩んだ時には一番近くで相談に乗ってあげられる親でありたいとも思っています。今のところ、全然頼りにされていませんが。

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