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さくらももこのオールナイトニッポン
元日に放送されるとのこと。
もちろん故人だから、彼女のファンが集い、作品の魅力を語るといった番組である。
私は5年ほど前、40歳目前にして、彼女のコジコジという作品にハマり、関連するイベントにも足を運ぶようになった。
また、スマホに小さなシールを貼り、定期入れ、カバンの小物ケースなど、あまり表立たないグッズだけ活用しつつ、その他もろもろ所持している。
90年代の中頃にテレビで放映されていたが、当時は何となく存在だけは知っている、だけの認識だった。
ちょくちょく、主に地方局で再放送されており、確か現在はテレビ埼玉で放映していると思う。
掲題のラジオに出演するファンの1人である、蛙亭のイワクラさんはコジコジ好きなので、期待したい。
テレビアニメのオープニング曲はホフディランの「コジコジ銀座
以前、私がバンド活動をしていた頃、そのホフディランのワタナベイビーが在籍していたバンドと共演する運びとなったのだが、あいにく、その日は彼が不在の編成で、ニアミスしたのが今となっては"より"残念に思う。
しかし、それはまだコジコジにハマるより遥か以前のことで、共演したらしたで、あの時ちゃんと話しかければよかった、サインもらえばよかった、とかなっただろうから、"どの道"である。
ちびまる子ちゃんで使われた曲も秀逸揃いで、特に好みは、大瀧詠一が手掛けた、渡辺満里奈が歌う「うれしい予感」
あるいは、コーネリアスの手掛けた、カヒミ・カリィによる「ハミングがきこえる」
でも、今思えば西城秀樹の「走れ正直者」は、マツケンサンバと双璧をなす、圧倒的なパワーソングである。
そして、リズムが何気にスカである。
作曲はおどるポンポコリンも手掛けた織田哲郎。
作詞はコジコジ銀座を含め、上記のいずれもさくらももこである。
ここ何年かで、ちびまる子ちゃんを見ると、やたらと泣けるようになった。
そういった感動回はあるが、その意図がないであろう、何の変哲のない、のほほんとした通常回でも揺さぶられ、グッと来てしまうため、あまり不用意に見ることが出来なくなっている。
ところで、ちびまる子ちゃん、あるいはサザエさんなどは、当時の庶民一般の、なんてことのない日常が描かれており、そして、多くもそういう目で見ているだろう。
しかし、複雑な家庭環境や、過酷な生い立ちに育った人の目には、それは高貴で"ひどく"穏やかで、異世界の特別な生活に映るといったような話を聞いたことがある。
ちびまる子ちゃん、サザエさんを素直に見られるということは、恵まれた環境で幸せに育った証、あるいはそのバロメーターといったところか。
すると、ちびまる子ちゃんでやたら泣けてしまう私は、どこかに異常をきたしているのかもしれない。
こうやって記していて、ふと気付いたが、私は「〜である」を多用しがちなのだが、それは、ちびまる子ちゃんの影響かもしれない。