へーご

都内、不自然に顔のテカったパワーカップルみたいなのが闊歩するのが似合うロケーションに在る米屋で働く、主にテレビやラジオ、音楽を摂取して生きる、取り立てて何も無い、特に趣味も無い40代半ばくらいの一般中年既婚男性の、取るに足らない日常の雑感のようなもの。

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都内、不自然に顔のテカったパワーカップルみたいなのが闊歩するのが似合うロケーションに在る米屋で働く、主にテレビやラジオ、音楽を摂取して生きる、取り立てて何も無い、特に趣味も無い40代半ばくらいの一般中年既婚男性の、取るに足らない日常の雑感のようなもの。

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ネコメンタリー 猫も、杓子も。 #好きな番組

ネコメンタリー 猫も、杓子も。 もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた。 NHKにて、おそらく不定期で放送されている番組。 猫を飼う、主に物書きの作家さんの日常を映した、ドキュメンタリーである。 愛猫との何気ない暮らしぶりを垣間見ることができるのだが、時に、その最期に立ち会うようなこともある。 しかし、そういった場面も、ことさら粒立てずに、淡々と映し出す。 それが逆にグッと来てしまう。 その一線の、著名な方々の暮らしであるから、およそ優雅なものであり、そこで飼われる猫は

    • 選挙ポスター大喜利

      変なのが貼られたりしたことが追い討ちとなり、その不要論が出ている。 看板立てて掲示して、あんなアナログなやり方は時代錯誤だとの声も聞く。 小学生の頃、友達と下校時に選挙ポスターを前にして品評、というかちょっと気になるポーズや顔の人を真似たり、要は小バカにして楽しんでいた。 でも思い返すと、それが初めての自発的な政治との触れ合いだったように思う。 そして、そこで知り得た名前や顔をテレビで見ると、なんかちょっと嬉しかったりもしたし、役職なんかが付いたりすると「おぉっ」となった。

      • 電動キックボードに乗り遅れたおじさんの世迷言

        信号で止まっている電動キックボードを見て「あの人ちゃんと止まってて偉いな」と、一瞬つい思ってしまった。 それぐらい信号無視が多い。自転車しかり。 歩行者より多いと思う。 歩行者の立場で、自転車にぶつけられるのは危険だし大怪我を負わされる恐れは大いにあるが、電動キックボードの場合、真正面でなければその角度によっては、あちら側が痛手を負う確率も高そうに思える。 あるいは避けようとしてバランス崩して転倒したり。 乗ったことも触ったこともないから、"ちゃち"なイメージをし過ぎている

        • 求人広告の楽しげなバーベキュー写真という恐怖

          私の職場は米屋で、食品であるからして、夏場は冷房を効かせた環境で快適に過ごせる。 逆に暖房を使えない冬は、ちと厳しい。 この職場においての暑さのピークは、冷房をつけるにはSDGs的に少し"はばかられる"、日中の最高気温が25℃〜28℃辺りの、ちょうど今頃の時期である。 工員は私だけの、ひとり工場長スタイルのため、つけるつけないも、温度設定なども自身の裁量だけで自由に決められるのは、とても良い。 おまけにこうしてスマホをイジりながらnoteも記せる。 真夏なのに冷え過ぎる職

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          高橋一生の、あの表情

          エクボを作る感じに口を真一文字にして、首を小刻みに揺らしながらこちらを見つめる、CMでよく見かける、あの、にこやかな表情の決め顔。この表現で伝わるだろうか。 ドラマをほぼ見ないため、それでしか確認できないのだが、CMにおいては頻発しているように感じる。 ついでに、吉岡里帆もその表情のマスターと思う。 「赤べこスマイル」とでも言えようか。 10代の頃よりず〜っと変わらぬ、TOKIO松岡のアヒル口の決め顔以来の、気になる表情だ。 割と以前から気になっており、早く誰かマネしない

          高橋一生の、あの表情

          気難しく単純な人

          何だか最近グッスリと眠れず、無駄に早めに目が覚めるし、右まぶたはずっとピクピクしており、そのせいか簡単な在庫を連日数え間違えて無駄に帰りが遅くなり、皆にも迷惑をかけている。 その日もやらかしてしまい、幾らか気が滅入った状態で帰路につき、飲み物を買うべくファミリーマートへ入る。 セルフレジで会計を済ませた後、店を出る際には通常のレジの前を通るのだが、店員さんはテーブルでうつむき加減に何かの作業をしている。 私が「このまましれっと出て行きますから、お構いなく」といった心持ちで

          気難しく単純な人

          奨学金は少額ではなく多額な大額(大学)金

          幼少期から特別な教育を受けてきたような人たちは往々にして東大や京大などを始めとする学費の安い国立大学に入れたりするが、その教育を施せる家庭は往々にして、金持ちである。 実際の統計は知らないが、きっと、どうせそうだろうという、偏見混じりのイメージだ。 かたや、奨学金を利用してそこそこの私立大学へ入り、その借金を20年くらい払い続ける庶民。 正攻法ではその差は縮まりそうもない。 金持ちは得しかしない。 金持ちしか勝たん。 最近、この「〜しか勝たん」という言い回しが逆にツボであ

          奨学金は少額ではなく多額な大額(大学)金

          母の日に保護猫カフェのグッズを贈る

          母の日のプレゼントとして昨年同様、とある保護猫カフェのグッズを贈った。 猫好きとしては、そういった活動に微力ながらも貢献できて一石二鳥との考えで、保護活動をする施設などを検索したところ、その店に行き当たった。 グッズのセンスが好みだったのもあるが、まず、店名が"姪っ子"の名前に近しかったことに引っかかった。 それはドイツのクラウトロックなるジャンルを代表するバンド名から取ったもので、その店は読み方は違うのだが、由来が同じである可能性は大いにあり、違うとしても何かの縁ということ

          母の日に保護猫カフェのグッズを贈る

          酷いアトピーが体質改善と薬でなんだかんだ運良く治った話に、松坂投手を添えて

          私は元プロ野球選手で元大リーガー、松坂大輔投手と同い年の、松坂ど真ん中世代だ。 でも、この表現もいい加減古いし、そもそも松坂とは?といった向きもありそう。 今ならむしろタイムリー(?)に上重世代だろうか。 あるいは、いっそ"広末"か。 個人的には山﨑裕太(ex.あっぱれさんま大先生)世代と言いたい。 若い頃は、今日1日の給料は彼の1球分にも満たないのだなと、そんな自虐も言っていたが、それは生意気にも多少は意識していたからなのかもしれない。 そんな分不相応な自虐は、とうの昔に

          酷いアトピーが体質改善と薬でなんだかんだ運良く治った話に、松坂投手を添えて

          「ありがとう」で送られた愛犬

          妻の実家で飼われていた犬が死んだ。 危篤状態との報せを受けた妻は、翌日の新幹線で帰る予定で動いていたが、その後に掛かってきた電話により、死んだことを告げられた。 電話越しに、家族みんなの悲しむ声や、その状況が伝わる。 妻もひどく泣きじゃくっていた。 私と結婚する以前より、長きに渡り一緒に過ごしてきた、可愛い小さな犬。 年老いて、少し弱ってきたことを心配して、ここ1年程は以前より近い間隔で、1人で会いに行っていた。 私が妻の実家に顔を出したのは、これまで3回ほどで、その際は

          「ありがとう」で送られた愛犬

          大谷翔平と上杉達也は羨ましい

          幼少期に好きになり、始めたことが性に合っていて、体躯、あるいは環境にも恵まれ、練習や努力が素直に結果に結び付けば、それはもう、ブレることなくその道へ邁進して行く他ない。 大谷翔平って一番理想的で、幸せだと思う。 彼を尊敬するといったことを割とよく聞くが、私にはそういう感覚はなく、ただただ、生き方として羨ましいというか、語弊を恐れずに言えば、楽だろうと思う。 でも、やはり大いに語弊はありそう。 ただ、余計な事を考えることも、寄り道も少なそうで、広義で"最短"ではあると思う

          大谷翔平と上杉達也は羨ましい

          桜とトイレと盗撮と

          私が住むマンション前の通りの先にある1本の桜の木。 それが部屋の窓から半身の状態で見えるのだが、その見え方も含め、妙に魅力的に映る。 もちろん、それがバーっと立ち並ぶ様も綺麗であり、そういった場にも足を運ぶ。 しかし、意図せず見えてしまっているようなものの方に、喜びや贅沢さを感じることがある。 それは他においても、開けっぴろげにではなく、何故か"チラッ"と見えるものの方に価値を見出す節がある。 何の話しかと問われれば、「男性なら察しが付くだろう」と言ってしまえば、もうわか

          桜とトイレと盗撮と

          「soraya」 live at 東京キネマ倶楽部

          3月29日、ピアニストの壷阪健登とベーシスト / ヴォーカリストの石川紅奈によるユニット「soraya」のライブを観に行った。 以前よりこの石川紅奈という人が気になっていたため、目の当たりにできて嬉しい。 ウッドベースを弾きながら歌う、それだけでもう魅力的だ。 知ったきっかけ、入り口は彼女だが、でも単純に、このsorayaというユニットが良い。 また類は友を呼ぶように、この二人のセンス、実力、あるいは人脈ゆえといった、サポートメンバーの演奏も素晴らしかった。 これを率い

          「soraya」 live at 東京キネマ倶楽部

          好きな「つまらないラジオ番組」

          好んで聴いている"つまらないラジオ番組"がある。 それは40過ぎくらいのコンビの芸人さんと若い女性のアシスタントによるローカル局のもので、毎週ある曜日に2時間生放送をしている。 もう何年か続いており、そこそこの人気番組ではあるのだと思う。 まず、その芸人さん自体の"つまらなさ"がある。 私は極力、特に芸人さんに対してつまらないという表現は避けるようにしており、それはきっと自身がその面白さを"わからない"だけなのだろうと、そういう、ある種キチンとわきまえた、遠慮の意識を持って

          好きな「つまらないラジオ番組」

          とどのつまり「ユニクロ」が好きという話

          私はスマホにユニクロのアプリを入れており、良さげな商品は"お気に入り"に登録している。 そうしておくと、それが値下げされた際などに通知が届くため、ユニクロ好きの私としてはありがたい。 好きなら定価でさっさと買えという話だが、それはそれで。 また、そのお気に入りや、過去の買い物の傾向を分析して、「あなたにおすすめの商品」なる報せが届くこともある。 これは「こんな商品もありますけどご存知ですか?」といった意味合いであるが、日頃から漏れなく、くまなくチェックしているため、私には不

          とどのつまり「ユニクロ」が好きという話

          さくらももこ「コジコジ」という作品の難しさ

          トップ画像は、ハウステンボスに行った際、絵付け体験で描くものが思い付かず、苦肉の策でやっつけで生み出した、ハウステンボスの永久非公認キャラクター「テンボスくん」なるもので、掲題とは無関係である。 自身の幼少期をモチーフに、皆が共有しやすい普遍的な感覚や感情が盛り込まれた「ちびまる子ちゃん」に対し、メルヘンの国を舞台とした特殊な設定である「コジコジ」は、さくらももこのセンスとナンセンスが遠慮なく詰め込まれたハイセンスな作品であり、それを理解出来ていない第三者が扱うとなれば当然

          さくらももこ「コジコジ」という作品の難しさ