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トラ
2017年11月24日 21:17
星野源「恋」を聴きながら書いているこのエッセイ。少しずつ冬の足音が聞こえてきて、木枯らしが胸をかき乱すような季節になった。『過去の自分を懐かしみながらも、これからの自分を描いていきたい』そんな、希望と不安がうまく混ざり合った、マーブルな季節になった。誰かと一緒に歩いてゆくのは難しい。姿も形も違う。声も感情も、考え方さえもちがう。そもそも他人を理解することなんてできないのかもし
2017年6月22日 22:08
毎日を適当に生きていると、その瞬間を忘れてしまう。昨日もその瞬間を生きていたはずなのに、食べた晩飯のメニューすら思い出せない。だが、ひとは不思議な生き物で、何年も前に熱中したアイドルのことや、一所懸命に練習をした部活のことは昨日のように覚えている。同じ時間軸が動いているはずなのに、記憶される濃度が違う。薄めることもできないほどの一瞬。そんな時間を多く持つことができたらきっと人生