夫婦を超えてゆけ
星野源「恋」を聴きながら書いているこのエッセイ。
少しずつ冬の足音が聞こえてきて、木枯らしが胸をかき乱すような季節になった。
『過去の自分を懐かしみながらも、これからの自分を描いていきたい』
そんな、希望と不安がうまく混ざり合った、マーブルな季節になった。
誰かと一緒に歩いてゆくのは難しい。
姿も形も違う。声も感情も、考え方さえもちがう。
そもそも他人を理解することなんてできないのかもしれない。
だけど、ただ隣で歩幅を合わせて歩くことができたなら
それだけで、どんな寒空の下でも笑顔でいることができる。
『いつか見えなくなるもの』
『それは傍にいること』
『いつも思い出して』
ふと思い出したとき、『ただ腹を空かせて』帰ることのできる場所がある。
どれだけ幸せなことなんだろうか。
私の友人が、近くプロポーズをする。
俺にとって、とても大切な友達だ。
だからこそ、最後に言いたいことがある。
「絶対幸せになれよ!!夫婦を超えて行け!!!」