「運動しない」が招く、恐ろしい未来
まいにちの気温が30度をこえて、より一層「運動したくない」とクーラーの効いた涼しい場所でゆったりとしていることでしょう。しかし、今日のおはなしで少し
将来の自分のすがた
がイメージできるのではないかと思います。最後までお付き合いください。
この記事でわかることは
1.人間はかならず高齢者になること
2.今からできる自分への自己投資(知識)
3.正しく知って正しく行動する
年々ふえる「サルコペニア」と「フレイル」
サルコペニアとは、『歳をとって、筋肉の量がへる』
フレイルとは、『歳をとって、健康に害を起こしやすくなった状態』
この2つが一緒に起こってきているのが現代の日本です。
東京都健康長寿医療センター研究所の北村先生が1,851人の約6年間の追跡研究により、サルコペニアの有病率、関連因子、死亡・要介護化リスクを明らかにしました。75~79歳では男女ともに約2割、80歳以上では男性の約3割、女性の約半数がサルコペニアに該当し、サルコペニアになると死亡、要介護化のリスクがいずれも約2倍高まることがわかりました。
以下を参考↓
簡単に説明すると、
①75歳からサルコペニアにあてはまる人が増えてくる
②80歳をすぎると男性より女性の方が増えていく
わたしは男性で現在30歳。関係ないのか?そんなことない。
サルコペニアの恐ろしいところ
まず、人間のカラダで“重さ“があるものとして
・骨
・筋肉
・内臓(臓器)
・脂肪
があげられます。これらが集まって“体重“になるのですが、サルコペニアになるとこの中の【筋肉】がへります。
サルコ=筋肉 ペニア=喪失
こういう意味があるので、筋肉がへると“体重が減ります“。
「体重減っていいじゃん」って思われるかもしれませんが、筋肉がへるとそれに連なって問題が起こります。その問題点をまとめると
⑴基礎代謝の低下:筋が減るのでエンジンの数が減る。燃やせない。
⑵バランス能力の低下:支える筋肉が減るので、転びやすい
⑶不動になりやすくなる:筋肉が少ないので。疲れやすい。
⑷家族の依存により活動量低下:「良かれと思って」が招く罪
『高齢者の方を大切にしよう』これはよく聞く言葉ですし、そうあるべきです。しかし、ほんとうの“大切にする“とは、常に手を差し伸べることだけなのでしょうか?このような情報・知識を早めに知って、自らの生活習慣を見直し、将来の自分への投資(知識)をしていかないと強く思います。
理学療法士として勤務していての本音は
あまりにも運動嫌いが多すぎる
運動って他人から言われて、しぶしぶするものではないと思うんです。
こうやって知識を得て、「あっ!やらなきゃ!」と内側から“やる気“湧き出てきて行動に移ると思うんです。もちろん、身体に障害があり運動ができないから治療がまず必要になる人もいます。でも、これから高齢化社会がもっと加速してく中で、
自分で自分の身を守ること
このことを1日でも早く取り組んだ人が75歳になった時、感じるんだと思います。
『やっててよかった』と。運動は面倒くさいしキツいです。わかります、しかし、誰のために・なんのためにしているかを知ると行動できると思います。
このブログでは
① 人間の体や心の現象を、「なるほど!」っと理解する
② 頭で分かったことを、簡単で、短時間でできるアクションに繋げる
③ 簡単ですぐできたことを、明日も明後日も継続できるコツがわかるブログ
というコンセプトで発信しています。
毎日コツコツです。応援しています。
人生は習慣の織物です。
運動という字は、「運」を「動」かすと書きます。
読んでくれたみなさんの【運】が
よくなりますように・・・・
また明日!!
@平常心のYouTube(その場でできる運動をわかりやすく解説中)
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