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永遠のファミレス

毎日が休日の日々を過ごしている。資格勉強をしたり、生活をするということをしているがそれでも労働していた時より時間はある。贅沢なことだと思う。
最近、とある実況者の「ファミレスを享受せよ」というゲーム実況を見ている。ゲーム自体は私も実際にプレイしたことがあって、とても好きなゲームだ。昔からずっと見ているゲーム実況者が2人いて、そのどちらもが上記のゲームを実況しているので、日によってその2人の実況を交互に流している。ラジオ感覚みたいな感じで、一日中とまではいかないが流して生活している。
永遠の時間が流れるファミレスで過ごす登場人物の会話がダラダラと会話するゲームは、なんだかとても落ち着く。誰とも喋らない生活を続けいるから、実況者がゲームしながら話してくれると誰かと擬似的にでも接している感じがあって安心感がある。
毎日、変わり映えのない日々だ。仕事をしていてもそうだったが、それでも誰とも関わらなくなるだけでもっと変化のない日が続いている。今が何日で何曜日で、日記を書いていないとわからなくなるほど。それこそ、ファミレスを享受せよのムーンパレスにいるような、永遠のときを過ごしている感覚に陥る。ゲームと違うのはこの時間は決して永遠ではないこと。いつか終わりが来ること。ムーンパレスみたいに会話できる誰かはいないこと。ひとりきりなのは私だけで、外にでれば時間は普通に流れていて、みんな社会のなかで生きていること。
ムーンパレスみたいに、穏やかな人たちがいてドリンクバーがあって、ずっと夜で、そんな世界なら永遠だって悪くない。
現実はそうじゃないから、むずかしい。いつか外に出て働かないといけないから、それまでは私も、この狭い部屋で、ファミレスを享受しようと思う。

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