読書記録Vol.129『「どうして私ばっかり」と思ったとき読む本』 石原加受子 ・著
みほです。今日は、
『「どうして私ばっかり」と思ったとき読む本』
(石原加受子さん・著)
を紹介します。
◆心に残ったポイント
愚痴を延々とこぼす人は、 溺れそうな気持ちで必死になっています。あなたがその愚痴を我慢しながら延々と聞いてあげるというのは、二人で一緒に水の中に沈んでしまうようなものです。
小さい頃から、人から愚痴を聞くことが多かった気がします。小学生の頃は、友人と「愚痴ノート」という交換日記をしていました。友人の心が少しでも軽くなるなら嬉しかったし、自分も友人に読んでもらう前提で愚痴を書くことで客観的になれたことが、自分にとってもよかった。
だけど、大学生のときはまさに「我慢しながら延々と聞いてあげる」ときもありました。どれだけ聞いても聞いてもとどまらない波に翻弄されているように感じていたけれど、わたしが聞くことで「溺れ」を加速させていたのかもしれないと思うと反省です。。。
言い方を変えれば、あなたの眼から見た「妬ましい人」が陰でしているであろう努力や感じているであろう心理的プレッシャーや心労を、あなたは背負わないで済むという点で、「得している」のです。
人が妬ましい、と思うことがよくありました。今でもあります。でもそのたびに、想像力が足りていないのかもしれない、と思うようにしています。「羨ましい」「妬ましい」って思っていたことについて、実際に自分にもチャンスが与えられたときに「ひー無理ーっ」ってなったり(笑)、結局「妬んでいるだけ」の方が楽だってことに気付いたりしましてね(遠い目)。
あなたが「損する思い」を抱きながら相手に〝やってあげている〟ことは、本来、相手が自分ですべきことだったり、自分でできることを、あなたが〝奪っている〟ということでもあるのです。
今、後輩に1つ(おそらく苦手な)仕事をお願いして、任せきりにしてしまっています。めちゃくちゃ口を出したくなるし、「えー!?」「まじで?」「そこ?」ってなるけれど、とりあえずできるだけ自分からは動かないようにしています。ドキドキハラハラは消えませんが、おそらくわたしもそうやって育ててもらったように、「苦手そう」「忙しそう」で後輩の仕事を横取りしないようにしよう、と思いました。「そんなやり方あったんだ!」「それでも大丈夫なんだ!」と、新鮮な気持ちを楽しんでみています。
◆こんな人におすすめ
・「どうして私ばっかり」と思ってる人(まんま!笑)
2022/10/8
みほ