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読書記録Vol.68『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野圭吾・著
久しぶりの読書記録です。
読んだのは、東野圭吾さんの
「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」
ちなみに、わたしは
東野圭吾さんの本では
①秘密
②赤い指
③白夜行
らへんが好きですが、
もっと読みたい一方で、
中毒性があって
癖になるので
気を付けています。笑
「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」
は、2020年11月30日に初版が出ていて
まーーーーー面白かった!
全部が伏線・ミスリードに思えて
読みながら1人パニック状態。
だいたい事件ものって
「誰が犯人?」とか
「どうなってるの?」とか
思って読み進めません?
わたしはたいてい
あとから「やられた!」
ってなると悔しいから
伏線を落とさないように
じと~っと読むのですが
最後まで
誰が怪しいかすらもわからなかった。
みんな怪しかった。笑
そして
この本の真骨頂は
コロナ禍での
いまの時代の色を
うつしていること。
きっと
10年後や
20年後になって
読み返したら
「あ、そうそう
このときリモート会議が
本格的に普及したんだよね~」
なんて思えそう。
そういう時代をうつしたものって
鮮度が大事だけど、
無理に組み入れようとすると
苦しい感じになると思うので、
違和感なく楽しめるこれを
2020年に書き上げた
東野さんがすごすぎる・・・!
そしてよい意味で
「大衆エンタメ」の王道ですね。
この読書記録を書くにあたって
光文社さんのHPを見たら
東野さんのコメントで
「このヒーローを生み出せたことで
作家生命が延びたかもしれません」
って書いてあって
ブラック・ショーマンこと
神尾武史さんの活躍が
今後も楽しめると思ったら
すごく嬉しかった!!!
続編が楽しみである!
みほ