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独学の技法〜知的戦闘力を高める~

記念すべき第1回目の投稿は、『独学の技法~知的戦闘力を高める~』をまとめてみました。

1⃣知的戦闘力をどう上げるか?

独学は大きく①戦略②インプット③抽象化・構造化④ストックという流れで形成されています。

①戦略:知的戦闘力の向上を図る為には、闇雲にインプットを行うのではなく、何をインプットするのかを考えることが重要です。読書に例えると、自分が何の目的を持って読書をしているかが重要ということです。大量の知識があってもそれを活かせないのは戦略がはっきりと決まっていないからです。また、インターネットの普及により情報化社会となった現代においては、何をインプットしないのかが特に重要となってきます。

②インプット:効率的にインプットする方法としては、テーマとジャンルをクロスオーバーさせる事が大事です。例えば、投資=マネーリテラシー向上といった直線方向のインプットだけでは不十分といえます。投資→政治哲学、環境学などの様に様々なジャンルを組み合わせ独自の洞察力を生む事が重要とされています。また、アウトプットをし続ける事が出来る人は人生のどこかでインプットし続けている時期がある事を忘れてはいけません。また、”アウトプットを行おうと思った時にインプットを始めるのも機会費用が大きくなり適切ではありません”。

③抽象化・構造化:学んだ知識と抽象化によって得られた仮説をセットで覚える事が大事です。簡単に言うと作者の言葉で覚えるのではなく自分の言葉に置き換えて覚えるということです。②インプット:”アウトプットを行おうと思った時にインプットを始めるのも機会費用が大きくなり適切ではありません”で考えてみます。私は、最終的に読書力の向上→マネーリテラシー向上を目指していますので投資で抽象化すると、

『お金が貯まった時(40〜50代)に投資の勉強を始める、と機会費用が大きい。』投資できる資金と時間をインプットに当てるからだ。
『投資資金が貯まってない20代の時期にインプットをする事は機会費用が小さい。』お金が貯まった時はひたすらにアウトプットをすればいいからだ。

となります。

④ストック:知的戦闘力を上げるには家庭の冷蔵庫(自分の頭)にストックするよりイケス(インターネットや本)で泳がせておきいつでも引っ張り出せる状態にしておく事という事が重要になります。人間の脳の容量は限られていますので本を読んですべて覚えているとあっという間に容量オーバーになります。なのでインターネットにまとめる(私で考えるとこのnote)の様に本の大まかな内容だけを覚えておき必要になったらすぐに引っ張り出せる様にしておく。

以上が知的戦闘力を向上させる大まかな流れになります。

2⃣知的戦闘力を向上させる11ジャンル

1⃣では知的戦闘力を向上させる具体的な方法が紹介されていました。2⃣では知的戦闘力を向上させる有用な11ジャンルが紹介されていましたので印象に残った所だけピックアップします。

①歴史:歴史は繰り返すと言われるように、デジタルの力を利用して成長している現代においても、必ず原点に回帰している部分があります。その為、歴史を知らなければどのように原点回帰していくか分かりません。これが歴史を学ぶ重要な意味です。

おススメの書籍は、『歴史とは何か』E.Hカー(岩波新書)

②経済学:『経済学的センス』がビジネスの世界における知的戦闘力の向上には重要

おススメの書籍は『日本人のための経済学論』小室直樹(東洋経済新報社)、『エンデの遺言』河邑厚徳(講談社)、『経済学の考え方』宇沢弘文(岩波新書)

③哲学:『自分で考える力を鍛える』という事

おススメの書籍は『弓と禅』オイゲン・ヘリゲル(角川ソフィア文庫)、『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム(東京創元社)

④経営学:経営学を学ぶことなく現代社会で知的戦闘力を発揮する事は不可能。勉強法としては、古典・原点をしっかりと読み『経営学の考え方』『ビジネスを考えるツボ』を直に感じ取ることが大事。

おススメの書籍は『企業戦略論』ジェイB・バーニー(ダイヤモンド社)

この様なジャンルやおススメの書籍が掲載されていました。11ジャンルですのでまだまだありますが、続きは実際に私がこの本を読んでみて実際に感じたことをまとめてみようと思います。なにより折角の日曜日、家族サービスもまだですし、私自身が疲れてきましたので(疲れると長続きしない性格)この本のまとめはここまでとさせていただきます。今回も最後までご閲覧いただきありがとうございました。

平凡ユッケ~読書力定着までの道~残り149冊。

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