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短編小説|イケメン特殊部隊「112th CSF」活動記

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短編/ライト/アクションコメディ/完結済(読了に約2時間必要)1話目はこちら→https://x.gd/CbQpIZ(note内) 【あらすじ】 未知の魔物が跋扈(ばっこ)する…
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#魔物

短編|アクションコメディ|彼らの行方 始末書とソフトクリームと命令と-25(最終話)-…

「おや、原色組」  ミルティッロが食堂の前を通りかかったとき、無個性なテーブルを前にして…

市井へい
2か月前
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短編|アクションコメディ|それぞれの正念場 ソロの場合-24-

 アズールは突撃してきた蛇の頭を切り払って右に跳んだ。  片足が地面に着くか否かというと…

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|それぞれの正念場 隊長指揮下の天真爛漫組の場合-22-

 端末で位置を確認しながら全速力で駆けて、ノーチェら三人は二体のグリュプスの元に戻った。…

市井へい
2か月前
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短編|アクションコメディ|その馬鹿を死なせるな-21-

 ミルティッロの指示どおり、建物の中にはいったロッソは背から千歳を降ろして横たえたる。 …

市井へい
2か月前
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短編|アクションコメディ|その馬鹿を死なせるな-20-

 ミルティッロの魔術が発動し、動きをとめたアンフィスバエナの頭をアズールが真一文字に斬り…

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|気をつけろは前振りじゃありません-19-

「Ϸ(ショー)から行きましょう。隙をついて私が仕掛けるので、足が止まったらジネちゃん、拘…

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|市街地調査 ソフトクリーム食べてもいい?-14-

 その後も千歳は、好奇心旺盛な警部の質問に機密に触れない範囲で答えながらテンポよく世間話をする。こういうことはもともと持っている柔和な雰囲気と年の功もあってか、メンバーのなかでは千歳が抜群にうまかった。  赤信号で停車したとき、千歳とアズールに挟まれて退屈そうに座っていたジネストゥラの大きな目が、あるものを捉えた。  千歳の膝のうえに手をついて身を乗り出し、ウィンドウの外を見て声を上げる。 「あれ食べたい!」  ハンドルを握っていた若い警部はぎょっとして、アズールはうる

短編|アクションコメディ|市街地調査 ソフトクリーム食べてもいい?-12-

 一直線にのびた舗装された道を、真っ白に塗装された一台の軍用車両が走る。  高い青空は、…

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|一刻も早く勝ちたい! 原色組の場合-11-

 鎖を巻きとる手をとめて、険をひそめた金色の愛らしい瞳がきょとんとロッソを見上げる。  …

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|ミルティッロ班の場合 -4-

「ああん、もう! すばしっこくて腹立つなぁ!」  ジネストゥラは両手で柄を握ってぶんと鎖…

市井へい
3か月前

短編|アクションコメディ|チトセ班の場合 -3-

 千歳は滑るように前進すると、魔物の後ろ脚を狙ってクローグローブを繰り出した。脚を狙うの…

市井へい
3か月前

短編|アクションコメディ| ノーチェ班の場合 -2-

 ノーチェは両手でハンドガンを構え、立て続けに引き金を三回引いた。  その弾道を目で追っ…

市井へい
3か月前