Life Is a Quest #009 「熊野古道」 | 人生でやれることリスト
熊野古道とは
熊野三山は日本書紀にも登場する自然崇拝の地。中世期より、様々な階層の人々の信仰を集めたとされます。
三山に通ずる熊野古道は1000年以上に渡って現在も当時の遺構を残した参詣道として愛されています。
Pattern1: 中辺路をとおり、三山を制覇
中辺路は、和歌山県田辺市から山間部の熊野本宮大社・熊野那智大社を通って、熊野速玉大社に至るおよそ21里(84km)の行程。(Wikipediaより)
熊野三山にまたがっているため、観光スポットとしての熊野古道はこの区間を表すことが多いようです。
多くの人々が連綿と目指した熊野本宮大社(大斎原)を最終目的地に、無理のないルートで三山を制覇してみてはいかがでしょうか?
Pattern2: 伊勢路の道中を楽しむ
中辺路から伊勢神宮まで繋がるのが伊勢路。全長はなんと約170km!
大きな願いを胸に三山から現在日本最大の霊場としての地位を持つ伊勢神宮に足を運ぶのもいい考え。道中には「花の窟神社」など多くの見どころもあります。
Pattern3: 小辺路を通って高野山へ
弘法大師によって開かれた聖地高野山と、熊野本宮大社を結ぶ小辺路。
全ルートの制覇には1000メートル級の峠を3つ超えなければならず、本格的な登山の準備が必要で、高野・熊野2つの聖地を結ぶ「修験道」に恥じない厳しさだそうです。行くときは相応の覚悟が必要そうです。お気をつけて!
Today's Afterword / 今日のおわりに
個人的に紀伊半島が大好きで、何年かに一度は行きたいと思っています。特に和歌山県は那智勝浦のまぐろや洞窟温泉もあれば、水上レジャーも楽しめる瀞峡、橋杭岩、そしてなんといっても熊野本宮大社、大斎原の大鳥居。
今現存する本宮大社は、元々は大斎原(古くは熊野川の中洲)にあったそうですが、1889年の大水害によりほとんどの社殿が流されてしまい、遺された「上四社」が現在の位置に移転されたそうです。失われてしまった社殿は再建されませんでしたが、2000年に建てられた日本一の大鳥居をくぐった先には石祠に中四社下四社と御神霊が祀られ、確かにここが旧本宮大社の地であったことを示しています。
初めて参拝した際に見た大鳥居、その荘厳な佇まいにうっかり泣いてしまいそうになったことを今でも覚えています。そのうちまた行きたい!
それでは今日はこのへんで。