#17 幕開け

幕開け。起きられるかのソワソワもあってか、不思議と朝6時前に目が覚めた。前日はいつも通り12時過ぎを越した頃に寝ていて、眠りにつくのが早かったわけではない。二度寝して寝坊というのはみっともないので、早めに起き上がってリビングへ。母の作った朝ごはんを美味しくいただきながら、頑張るぞと気合を入れた。

結局集合時間が9時なのか10時なのか自信がなくて、9時15分着というちょっと遅れちゃいました〜ないしは緊張で早めに来ちゃいました〜のいずれかになった。結果として、上司2人が来たのは10時で、だいぶ早かったらしい。なんだ、色々忘れ物したと思ったのに、取りに帰ればよかった。

そこからボランティアのお迎えに行ったり、その他もろもろ業務をこなした。意外と歩き回って一日の終わりには足が限界を迎えていた。比較的動きやすい靴を選んだつもりだったが、こりゃ明日から運動靴じゃなきゃ死ぬなと思った。

ボランティアの方とお話しする中で、「おすすめの映画ありますか？」...。せめて私が「"スペイン映画で"おすすめありますか？」と聞いた私なりの配慮を見習ってほしいものだ。相手の情報も大して知らない状態で数ある映画の中からピックアップするのはなかなか難しく、うまく答えることができなかった。映画関連の業務であるが故に当然話題は映画になるべく。準備しとけよという話なんだけどね。

ボランティアとスタッフという立場で、みんななぜか目上の方として尊敬の念を持って接してくれる。自分の話に人が耳を傾けてくれるという状況がなんとも不思議に感じられた。結構話回すのとか頑張った、と思う。たぶん。明日からも頑張りたい。

それと、中学高校と同じ学校だった子に偶然会った。苗字を間違えてしまってごめんなさい。でも相手は話しかけてもなお私が誰かピンと来ていない様子だった。それでも噂通りの"性格の良さ"で、話を合わせて「話しかけてくれてありがとう」と言ってくれた。少しでもこれから交流が深まればいいな〜なんて。

今日は比較的早くに上がった。明日8:30に来るようにと言われていたのに対して、あからさまに嫌な顔をしてしまった。10:30入りでいいよと言われたので、申し訳なさそうにしておいた。でも、否定はしなかった。体調に自信がない。というのも、昨日まで一緒にいた人がインフルにかかったらしい。こんな大事な時期になんてこっちゃ。

病は気から、というけれど、なんか同じ喘息の症状が出たのではないかとソワソワしだしたり、体がいつもより疲れているのではないかと感じたり。必死にそんなことない！と自分に言い聞かせる。正直電車で座れなくて体が色々と限界だったので、途中の駅でお手洗いに行くついでに待合室で何本か電車を見送った。

でもこんな幕開け早々にお休みもらうわけにはいかない。というか会期中10日間は必死で頑張り抜く。気合だー！と喝を入れる。

どうか何の異変もなく、10日間走り抜けますように。