親権、監護権の争いの軌跡 2

1回目の調停がようやく開催されたのは弁護士に依頼してから半年以上もたっていました。
なぜそんなに時間がかかったかというと・・・
まず、実務を担当した弁護士が、案件依頼時の弁護士ではなく弁護士資格を取得して間もない方だったせいか、単に多忙であったせいかはわかりませんが、書面の作成に意外と時間を要したこと。
申立書を提出した裁判所が「調査官調査の利便などを考えると子どもが居住する地を管轄する裁判所で行なった方がよいのではないか」と言われ、出し直したりするのに時間がかかったこと。
それにしても半年以上もかかるとは普通の時間間隔からはかけ離れている気がしました。
当初、予定していた裁判所ではなく遠方の裁判所に変更することは弁護士の同席を考えた場合、心配でしたが、弁護士は「裁判所がどこであれ、そちらへ赴くのにやぶさかでない」というので弁護士の言葉に従うことにしました。ただそれがどういう費用負担につながるかは一切説明してくれませんでした。
ふつう、モノを買ったりするときは値段を見て、自分の収入と照らし合わせて購入可能かどうか、身分不相応な買い物でないかどうか判断してから買うかどうかを決めます。また車や家を買うとかトイレの修理とかちょっと金額が張りそうな時は事前に見積もりを取るのがふつうではないでしょうか。
がその時は、これが業界の常識なのか、たまたまそうであったのかはわかりませんが、費用についてはとにかく何も説明されませんでした。
それまでも疑問があって質問をしても回答がなく放置されることが多々ありました。おそらくは、たくさんの案件をたくさん抱えていて、細かいことには関わり合いにならず最低限のことだけやるというスタンスなのだろうと感じていました。これまで複数の弁護士と関わりましたが、基本そういうスタンスの方が多い印象でした。
万全を尽くすつもりで高額な費用を払って依頼しているのに、安心できるどころかストレスを感じることが少なからずありました。


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