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3Dプリンターを使ってオリジナルの絵柄をキレイに押せるスタンプをつくる方法 サンプルのモデルデータつき!

今回は、3Dプリンターでスタンプを出力してみました。
その手順や、きれいに作るためのコツを紹介していきます。



木材に完成したスタンプをおしてみた

使用した材料やツール

  • 3Dプリンター: Anker Make5

  • フィラメント: AnkerMake PLA+ ブラック

  • CAD: Fusion360

  • スライサー: AnkerMake Studio

  • SVGに変換: Adobe Capture

スタンプにしたい図を用意する

スタンプにしたい図を用意します。
CADで使用するため、図はSVG等のベクターデータにしておく必要があります。

手書きのイラストやベクターでないデータをSVGデータに変換する方法

Adobe Captureというスマホアプリを使うと簡単にベクター画像に変換することができます。

手書き画像
スマホカメラで移すとすぐにベクター化されSVGで書き出しできる

▼Adobe Captureはこちら▼


Fusion360でCADデータを作成する

CADデータを作成します。今回作った丸型のスタンプのデータを参考で置いておきます。CADソフトで読み込んで自由に使ってください。

▼スタンプのベース▼

スタンプのベースに図柄の凹凸をつける

① スタンプのベースを読み込み、凹凸をつけたい平面を選択。

②「挿入」→「SVGを挿入」をクリック

③ SVGデータを選択

④ 図の反転、サイズ変更、位置調整を行う

⑤ ソリッドの押し出し機能で2mm押し出す


モデルができたらSTLでエクスポートしてください。

【超大事】スライサーの設定を行う

スライサーの設定が、スタンプの成否を分けます!

何も設定せずフツーに出すと以下のようになります。

なんも設定いじらず出した結果

エッジが強く出て塗り部分がすごくかすれてしまいます。
やすっても同じ結果。

これは、側面の壁は固くて、内側の構造が弱いということでしょうか。

こちらの動画でうまくいくコツを紹介していました。
フィラメントはPLAのままで大丈夫です。


やることは一つ!

「Fillの設定をGyroid(ジャイロイド)に変更する」…!!!

スライサーの設定


Gyroidとは、三次元方向の“連続性”と“周期性”を併せ持つ不思議な構造で剛性が高いらしいです。

これがGyroid!(赤い部分)


サポート材などは構造によって、つけるようにしてください。


ここまでできたら3Dプリンターで出力しましょう!

表面をヤスる

印刷が終わったら表面をヤスリます。
簡単に、120番→240番の2種類程度で大丈夫です。
滑らかになり図柄がキレイに出ているようであれば、水で洗い流して粉を取り除きさっそくスタンプしてみましょう!

ヤスっている様子

手書きも、ロゴも、いい感じ〜〜

いい感じにくっきりスタンプできています。

手書きバージョン


布とか、クラフト紙とか、いろいろなものにスタンプしたらかわいくなりそう。

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