きさいち@工作室もくもくはりねずみ

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シーリングワックスを3Dプリンターで作成した型を使ってきれいに作る方法

シーリングワックス(封蝋)とは蝋燭で封する、アレです。 封印用のワックスのことです。古くから手紙や文書の封を密閉するために使用されてきました。溶かしたワックスを封筒や文書の上に滴下し、それが固まる前に専用のスタンプや印章を押して模様をつけることで、封印します。この封印は文書が開封されたかどうかを確認するためのもので、プライバシーや公文書の保護に役立っていました。今日では、主に装飾目的や趣味の文具として使われています。 普通は金属でできたスタンプを使うのですが、金属のスタン

    • 工作室もくもくはりねずみの「仕組み」 都内で利用費1000円で成り立っている理由「共同オーナー制度」とは?

      この記事では、工作室もくもくはりねずみがどのような収益構造で成り立っているかについて書いています。 下記のような方にオススメです。 工作室運営に興味がある もくはりの値段設定があまりに低いのでどうして成り立っているのか不思議に思う 将来自分で工作室やカフェ、バーなどお店を持ちたい 工作室もくもくはりねずみとは 文京区にある工作室です。地域の工作室というコンセプトで、お子さまから大人まで、工作初心者から工作上級者まで楽しく使って創造性を発揮できる場所づくりを目指してい

      • ものづくりのお祭り: もくはり文化祭2023を開催しました!

        もくはりで活動する工作好き8人が、ものづくりワークショップや作品展示を行う「もくはり文化祭」 工作室もくもくはりねずみとは 文京区にある工作室です。マイターソー、サンダー、ボール盤、3Dプリンター、レーザー加工機、カッティングマシーンなどの工作の道具を自由に使える工作室です。1日1000円で利用ができます。木っ端、端材も使うことができます。 ユニークな作品やワークショップ盛りだくさん!地域のみなさまに楽しんでいただきました!出展ブースをご紹介します! ボタンカバーをつ

        • もくはりメイカーズでMaker Faire Tokyo2023に出展しました!

          文京区の工作室「もくもくはりねずみ」で活動するメイカーのコミュニティ「もくはりメイカーズ」メンバーでMaker Faire Tokyo 2023に出展しました! クラフト・AI・メカトロと幅広いジャンルの作品がギュッと凝縮されたユニークなブースとなりました。 出展作品を一点ずつご紹介します。 Chat GPT劇場 「AIが作ったハロウィンのお話」つくった人:@yskmjp AIにテーマを与ると、リアルタイムに演劇の脚本を生成し、小さな役者達「おばけ」と「かぼちゃん」が

        シーリングワックスを3Dプリンターで作成した型を使ってきれいに作る方法

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        • 工作室もくもくはりねずみ
          12本
        • 参加レポート
          2本

        記事

          デンマークの工房「SVFK」がすごかった。アーティストにとって最高な街「コペンハーゲン」

          文京区の工作室もくもくはりねずみのオーナー「きさいち」です。 今年の夏は北欧へ旅行に行き、デンマークに5日ほど滞在しました。 デンマークのアーティストを支援する制度・設備が素晴らしかったのでレポートとしてご紹介いたします。 デンマークで展示をするアーティストは誰でも使えるできる国立の工房「SVFK」ウェブサイトはこちら…なのですが、 デンマーク語のウェブサイトで全く読めないのでChat GPTにお願いして翻訳してみました。 国立の作業場とのこと。 国が運営している工房っ

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          工作室もくもくはりねずみをオープンするまでの道のり

          文京区のDIY工作室もくもくはりねずみの活動レポートです。 5月から物件を借りて、オープンに向けて準備を進め、みなさまの多大なるご協力および応援のおかげで、7月23日にオープンイベントを開催することができました!! 木くずまみれの場所を、タイル剥がし&ペンキ塗りで素敵な空間に!借りた当初、もくはりの場所はDIY可能・原状復帰がいらない物件のため、前に入っていた家具業者さんの残り香(?)というか、木くずにまみれておりました。 みなさまにご協力いただいてとてもオシャレな空間に!

          工作室もくもくはりねずみをオープンするまでの道のり

          壁の塗装をしました! 工作室もくもくはりねずみ

          文京区のDIY工作室もくもくはりねずみの活動レポートです。 今週末6月10日と6月11日は、塗装を実施しました。 まずはシーラー(下地)を塗る塗装は下地が大切です。 塗料の吸い込みを防ぎ塗料の定着を良くする下地材、シーラーを塗りました。 白いペンキを壁に塗るシーラーがある程度乾いたら、白いペンキを壁に塗っていきます。 2度塗りするとかなりムラがなくなりました。 左上だけ、グレーの壁紙部分が残っています。 壁紙を剥がすのも塗装するのも大変なので、一旦このまま… オシャ

          壁の塗装をしました! 工作室もくもくはりねずみ

          工作室運営のためにマニュアル車免許を取ろうとしてめちゃくちゃ苦労した話

          このnoteは免許センターで普通自動車免許取得の交付を待ちながら書きました。 「工作室もくもくはりねずみ」という、地域の工作室を運営している「きさいち」と申します。 工具や3DプリンターをつかえるDIYの施設で、オープンに向けて現在改装中。 この記事では、この工作室のために二月から免許取得に向けて頑張ってきたことをレポートします。 DIYはでかいもの運びがち。車の免許が欲しくなる木材とか、工具とか… DIYは大きなものを運ぶ機会がとても多いです。 先日も、中古のソー

          工作室運営のためにマニュアル車免許を取ろうとしてめちゃくちゃ苦労した話

          「つくる人」をつなげる、地域のDIY工作室をつくります

          はじめまして、私市(きさいち)と申します。 今年の夏で32歳になる、一児の母でございます。 私は小さい頃からものづくりが好きで、お仕事でもUXデザインやプロトタイピングの講師といったものづくりに関連することをやってきました。 このたび東京都文京区で地域の工作室「もくもくはりねずみ」をはじめることにしました。 この記事では、工作室をつくるに至った経緯を私の今までのものづくり体験とともにお送りします。 工作室に興味がある方、ものづくりに興味がある方にお読みいただけたら嬉しいです。

          「つくる人」をつなげる、地域のDIY工作室をつくります

          医療従事者が4ヶ月間プログラミングを学んだらどうなるの?「もいせんデモデイ」

          昨年10月から4ヶ月間、ものづくり医療センター通称「もいせん」という医療者向けプログラミングスクール「もいせん」1期の講師を務めさせていただきました。 「もいせん」は、4ヶ月間でLINE Bot・電子工作・AR/VR・機械学習など幅広く技術に触れ、データやツールなどのデジタルアセットを使ってアイデアを実働するプロトタイプに仕上げていくプログラムです。 プログラミングに興味を持つ医療者ってどんな人?もいせんの受講者はお医者さん、理学療法士さん、動物病院のお医者さんなどなど。

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          お仕事はかどるパソコンの便利ツール紹介

          仕事仲間から作業効率上げるのに何使ってるの?と相談があったので、 私が普段使っているお気に入りの便利ツールについて、記事にまとめました。 1. 日本語の変換をスムーズに「Google 日本語入力」MacOSに元々入っている日本語入力システムはあんまり精度が良くなく、誤変換しまくりで私はムカムカしてしまいます。笑 Google日本語入力を使うと、間違った変換がものすごく少なくなり、滑らかに文章を入力することができます。 Google日本語入力 さらなる時短テクとして、 単語

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          Zoom Proライセンスで言語通訳機能を使う方法

          今回は、Zoom のProアカウントで言語通訳機能を使う方法について説明します。 Zoomの言語通訳機能とは?生身の通訳者にZoomミーティングに参加してもらい、通訳者権限を割り当てることで、他のミーティング参加者が言語を切り替えて聞くことができるという機能です。 ※ 機械による自動翻訳ではありません。 言語通訳機能をオンにすると、設定した言語の通訳者の声がメインになり、元のスピーカーの声は小さくなります。 1. 言語通訳機能が含まれているオプションを購入するProアカ

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          【Be My Eyesでの体験メモ】ナッツ入りチョコケーキをもっと美味しく食べる方法

          Be My Eyesとは?目の見えない人と目の見えるボランティアの人をつなぎ、リアルタイムのビデオ通話で目の見えない人のお手伝いをするアプリです。 私がこのアプリをインストールしたのは半年ほど前でした。目が見えるので、ボランティア側で登録しています。 届いた封筒の宛先を読むというシンプルなオーダーもあれば、ネットショッピングでプレゼントに購入する折りたたみ傘の柄を一緒に選ぶ、なんてこともありました。 そんな中で、格別に素敵な体験、自分にとっての気付きがあったので記事にし

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          「行動を変えるデザイン」の学びを活かして、3ヶ月放置している粗大ごみの廃棄を促すLINE BOTを作成してみる

          粗大ごみって、出すのが面倒くさいですよね... 今年の7月に引っ越しし、数年つかっっていたカーペットを廃棄すると決めたのですが、面倒で未だに捨てることができません。 出かけるたび目に入って、「あっ!捨てなきゃ...」と思うのですが、行動を起こすことなく三ヶ月が経過してしまいました。 粗大ごみを廃棄できない自分から、粗大ごみを廃棄できる自分に変わりたい! というわけで、今回は「行動を変えるデザイン-心理学と行動経済学をプロダクトデザインに活用する」という書籍で学んだ事から

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          Adobe Character AnimatorとNDI®Toolsを使ってZoomMTGに自作キャラで参加してみる

          Adobe Character AnimatorとはPhotoshopまたはIllustratorで描画された絵を、顔の表情で制御できるツールです。これを使うと、自作キャラを演じることができます! NDI®Toolsとは詳しくはこちら NDI ® Toolsのダウンロードはこちら 絵を用意する今回はFrascoというAdobeのiPad用お絵かきツールを使ってキャラクターを作成しました。 右白目、右瞳、左白目、左瞳、笑顔の口、Ahの発音の口...など、レイヤーを全て分け

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          NRI-KEIO Innovation Interaction Meetup ”Fantasy Future Design”に参加したレポート

          NRI-KEIO Innovation Interaction Meetup ”Fantasy Future Design”というワークショップに参加してきました。 Fantasy Future Designとは さまざまな課題とそれを解決するテクノロジについて、時空を超えた宇宙規模の視点から考えるというものでした。バックキャスティング思考(未来でありたい姿から逆算して思考するアプローチ)で描くところの未来を、かなり遠くに、ファンタジーな領域に設定して思考する手法のようです

          NRI-KEIO Innovation Interaction Meetup ”Fantasy Future Design”に参加したレポート