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フィリピンのリベリカ種をもう少し調べました
息子のフィリピン旅行で「リベリカコーヒー豆」と「ロブスタコーヒー豆」を買ってきてもらったのですが、飲み比べて改めて思うと、リベリカ、とってもおいしいです。ブラックですが、ハンドドリップでいつものように丁寧に淹れれば、ロブスタだってもちろんおいしいのですが、リベリカのほうが、飲んだ後の余韻が気持ちよく続きます。これはおススメ!
そんなわけで、フィリピンのリベリカに引き込まれていますのでもう少し調べました。「バラココーヒー」と呼ばれるようですね。下記に詳しくご説明があります。
なるほど、しっかりと「BARAKO」と書かれていますね。産地はバタンガス。
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おっとー。バタンガスは、10数年前ですが、前職での出張で行ったところです。マニラから南に100㎞程度、車で2時間弱であった記憶です。そっかー、残念ながら当時は認識外でしたが、当時を思い出しながらもう一度行ってみるのも悪くはないですね!
さて、バラココーヒー。最近ではマニラ都市圏を中心に、スペシャリティーコーヒーでの飲まれ方が増えてきていると聞きます。しかし、伝統的な飲まれ方は、「黒砂糖を加えて甘くしてしっかり煮込む」ということです。伝統珈琲VS スペシャリティーコーヒーの構図は、他のアジア諸国と類似でとてもおもしろいです。
さて、このバラココーヒー。せっかくなので、もう少しおいしくならないか?。いつもはしっかりとした店で豆を買うので、あまり気にしなかったのですが、やっぱり「欠点豆」があります。こういうのは外れてもらいましょう。大きさが均一でなく、割れた豆などはわかるのですが、明らかに焙煎が不均一なのは何ででしょうね?
そして、一つの実験といたしまして、外した豆だけで同じようにハンドドリップで淹れてみました。最初の一口は「おや、大丈夫かな」と思ったのですが、雑味が襲ってきて、とても全部は飲めなかったです。豆のピックってほんと大事ですね。しかしこれでもう少しおいしく飲める!
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とにかく、フィリピンは一時はコーヒー生産量が世界でも四位であったといいます。しっかりとした資源はありそうです。今でも、世界の潮流に乗って、スペシャリティーコーヒーで脚光を浴びる要素はあると思います。近隣の、マレーシア、ベトナム、インドネシアの流れに合わせて。
たぶん、ブレイクスルーには、「並外れた強い意志と実行力」を持った人が必要になるかもしれません。この前のマレーシアへの旅で、何人かに出会うことができました。フィリピンでもそんな人に出会えることを待ち望みたいと思います。