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日本のヒンドゥー寺院の仁篤

 ペナンのSri Maha Mariamman 寺院で一食をいただいた感激がいつまでも残ります。確かに宗教には様々な形でこの種の徳行があるのは知ってはいますが、「私なんかがいただいてもよろしいのでしょうか?」という愚問に「どうぞどうぞ!」って極めて快く招き入れてくれた、その気持ちよさに感激したのです。

 そうか! ヒンドゥー!「食と宗教」についてますます関心が高まります。
 そんな中で間髪を入れずに入ってきたのが、ここ日本での仁篤です。
 何だあ、日本でも同じようなことをやっていただいているんだ!!

 プールナ食堂

 インドで料理の修業をされてきた松尾翔太郎さんが、大久保にある Shiva Shakti Mandir にて同種のご対応をされています。題してVEGETARIAN MONDAY!

 ミールス形式での提供ですが、メインのカレーは何と、春菊! 全体的に優しい味です。ベジタリアン、かつ大蒜と玉ねぎを不使用。「アーユルベーダ」に則ったベジタリアンだそうです。でも味はしっかりしていていつものようにおかわりをペロリ!

 このHINDUのお寺はバングラデシュからこられた人の運営で、VEGETARIAN MONDAY にもバングラデシュからの人が多かったです。バングラディシュ! なかなか街中で出会える機会はめったにないので、新鮮でした。バングラデシュの宗教のマジョリティーはイスラムである、このくらいはしっているくらいで。。90%がイスラム、7%程度がヒンドゥー、ということでした。また、ネパールの人もよく来られるとのこと。ネパールはヒンドゥーがメジャーですね(約80%ということです)。ともあれ、さすが大久保!ですね。
 残念ながら日本にはヒンドゥー寺院は非常に少なく、それぞれの寺院はそれぞれ主となる神をお持ちなのですが、ご自分の神とは違う場合だってありますよね。そこは私の理解ではヒンドゥーも多神教で、しかたなく受け入れられるのでしょうかね(祖師ヶ谷大蔵のスリマンガラムの大将も、ご自分はムルガン神を信奉していても、日本にはそんなお寺はないので、やむを得ず船堀まで行かれている、って言ってましたね)。

こちらの神様はシバ神


 プールナ食堂は、大久保のヒンドゥー寺院以外にも、中野のカフェ「エカイエ」でもオペレーションされています。こちらは月4回程度のオペレーション。詳細は上記インスタ等SNSをご覧いただければ、と思います。料理は同じ松尾さんのご対応。


 日本にも(GLOBAL的に)様々な人がいて、様々な運営がなされているんですね。ぜひ一度ご経験されたら、と思います。心が軽くなります!


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