大久保ネパール界隈の一歩深掘
大久保から遠くないところに住んでいるため、新大久保―大久保周辺は自転車でしばしば通っています。従いましてこの10年前後でのネパール人の急増ぶりには肌感覚でも掴んでいます。統計では、都内在住のネパール人人口は2018年9月は26,157人であったところ、2024年9月では31,539人と20%増。新宿区でいうと、比較の期間は異なりますが2007年5月では327人であったところ、2018年5月では2448人! (小林真樹さん「日本の中のインド亜大陸食紀行」より。下記店の紹介文言でも一部借用させていただきました)
さて、先日の大久保ー新大久保界隈散策にて、改めてじっくりと大久保エリアのネパール世界に少しだけですが入りましたので、自分なりに纏めてみたいと思います。
1.典型的なネパール料理
まずは「ダルバート」でしょう「豆カレー+米」。「ソルマリ」にて。
カレーは比較的さらさら系でスパイスも少な目(ソルマリで「辛く」と頼んだら、刻んだ青唐辛子で辛くしてくれました)
ランチでの相場は@¥650~といった感じでしょうか。少し前は¥500ダルバート(ワンコイン)で売り出していたようです。
2.ネパール料理店の位置付け
上述のように、ネパール人社会は都内でも急拡大しているのですが、ネパール料理店を通した日本人社会との距離感は、他のエスニックと比べるとまだまだ遠いと感じます。中華はあまりに歴史が長いのですが、「南インド」レストランでの日本人客、タイレストランでの親近感。マレーシアレストランだって日本人客を集めるのに相当量の努力をしています。
ネパール人、失礼な言い方ですがヒトは純朴な人が多いんですよね。話しかけるととてもにこやかに返してくれる。もっと日本人社会との距離感が縮まるといいなあ、と思うのです。
3.大久保エリアの他のネパールレストラン数件
3-1「モモ」
新大久保駅をいわゆる「イスラム横丁」沿いに入ったすぐのところの2階です。「大久保ネパール料理店の嚆矢となった」店。
3-2「ナングロ・ガル」
多くの「ガチネパール」の店は大久保通りから一歩中に入った「ディープ」な場所にありますが、ここナングロガルは大久保通りの大通り沿い。「伝統的なネワールの味で勝負」。
3-3「ベット・ガット」
3-4「ソルティー・カジャガル」
「食材コーナーと奥の飲食スペースを仕切っているカーテンを開けるのに若干の躊躇を感じさせる」店(笑)
この店の紹介は、YouTuberしおりのなんとなく日常さんの下記動画が抱腹絶倒におもしろいです!
大久保でネパール料理を囲み、日本ーネパールの有効に一役買ってみませんか!