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「CHETTINAD料理」のブランドは世界に羽ばたく

 日本に戻り、NOTEでもご活躍中のとこらぼさんにお付き合いいただき、早速、南インド料理、CHETTINAD料理の超有名店「SRIMANGALAM」に行ってきました。
 ちなみにCHETTINADは南インドなのですが、下記が場所を掴みやすいです。「チェッティヤール」と呼ばれる、東南アジア等との貿易で財を築いた人が多く、そこを料理に存分に生かし、材料の多様性、スパイスの使い方で独特の世界観を演出した料理です。

 SRIMANGALAMの場所は、小田急線祖師谷大蔵駅から徒歩2-3分。

 やっぱりこの店ではミールスです!
 超明朗で温和な店主マハさん(マハリンガムさん)のお薦めもあり、ノンベジミールス(@¥2,700)にしました。何と、メインのカレーが3種、マトン、チキン、フィッシュ!順番は要望次第です。バナナリーフの上に乗っけてもらえます。

いつも思うのですが「見栄え」は何とかならないか?!

 いやあ、さすが名門店ですね。カレーの「コク」が違う。スパイスがしっかりしている。特にマトンに滋味を感じたのですが、フィッシュもなかなかカレーで食べる機会もないことからか、とてもインパクトがありました。(勧められもうまく、ついつい食べ過ぎてしまいます💦)

 さて、改めてCHETTINAD です。
 歴史的な側面でマレーシア、シンガポールには、「南インド」から大勢が移り、南インド系の料理が広く食べられる。なるほど!各地にLITTLE INDIAがあって、それぞれで南インド系の料理を堪能しました。しかし、「南インド系」なんです。対象が幅広いと漠然ともします。
 そこで「CHETTINAD」と、一歩限定されると、対象がより明確になり、「身近」になると思うんです。
 更に、貿易で財を成す人々は、マレーシア等の相手先に料理文化を伝え、同時にその地の料理文化を持ち帰った、といいます。この種の「相互関係」ってそんなには見られないと思うんです。そこで生まれる新たな料理体系。  これって、もっと探って広めていく、そんな価値があるものと確信しています。
 例えば、新たな料理体系として真っ先に浮かぶのが「ニョニャ料理」「プラナカン料理」です。しっかりとブランドとして確立されています。
 ニョニャ料理については下記ご参照ください。

 さて、「ブランド」として確立して広めて行くには、単一レストランの尽力では簡単にできるものではないですね。例えばフランスのChampaign が有名になるまでには膨大な組織力としての労力が必要でした。
 例えば「CHETTINAD CUISINE ASSOCIATION」といった感じで。(ひょっとしたら既にあるかも💦)

 まあそれはともかく、暫定初代CHETTINAD CUISINE ASSOCIATION日本支部長として、今回の旅で出会ったCHETTINAD RESTAURANTSをリストしておきます。シンガポールはお恥ずかしながらの認識以前であったので対象外です。

1.RESTAURANT SARAVANNA- MELAKA

2.HARI AUM- MELAKA

3.SRI ANANDA BAHWAN- IPOH

4.BHAI BIRYANI- PENANG

この、QUAIL(うずら)という具材がCHETTINAD 料理の一つの好例なのだと思います。

5.ANJAPPAR- KUALA LUMPUR

6.ABC BISTRO CAFE- KUALA LUMPUR

 どうですか!今回の限られた時間での走り回り旅でもこれだけの出会い!なかなかの勢力ですよね。今回出会えなかった店店さんにはご紹介できずにすみませんでした。ぜひ次の機会に!

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