「ソンピョン(韓国)」「クエ(マレーシア)」「餃子(中国)」「和菓子(日本)」などなど
1.韓国のソンピョン
家内が韓国のソンピョンを作ってくれました。「秋夕(チュソク)」という秋のご先祖へのお墓参り等の儀式に使われる重要なアイテムです。ピンクやグリーンなどもあって色とりどりにして可愛く売られてもいます。皮は米粉、中の餡は、小豆、他の豆、栗などなど、甘さ多め控えめいろいろあります(売られているものは小豆の餡で甘いものが多いのではないでしょうか)
家で作ったのは、皮は米粉100%(塩、少量の油)で、中の餡は複数の豆からの、甘さかなり控えめバージョンでした。
あれ、こうしてみると、少なくとも外観的には餃子とそっくりじゃあないですか。米粉の粉を、湯を混ぜてこねていくところは完全に一致です。中の餡だって、例えば時々作った米粉餃子のえびを入れればほぼ同じ。
でも、食感は全然違う!!
餃子は餃子なのですが、ソンピョンは完全に韓国のおもちです。何ででしょうね??
2.アジア諸国のお餅系お菓子と餃子などなど
今回は表層だけですが、一度纏めて見られたら、と思っています。
例えばマレーシアの「クエ」。「お菓子」って訳されることが多いのですが、食習慣的には食間での「腹繋ぎ」みたいな食べられ方で甘さ控えめも多いようです。
ここで、自家のソンピョンを食べてみると、米粉からの「腹持ち」がかなりありますので、複数個食べると食事代わりにもなってしまう。日本の月見団子などは使われ方はほぼ同じなのでしょうが、日本人の感覚的に(特に年配者?!)「ご飯はご飯!」が強く、「お菓子の位置づけ」が高いように感じています。
仮説;
・中国の餃子(東北地方の水餃子)=主食!
・クエ=一部主食、副食、お菓子と幅広く
・ソンピョン=副食、お菓子
・日本のお団子=お菓子
一度ちゃんと纏められれば、と思っています。ご鞭撻をいただけると幸いです。