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シンガポールのこれからの文化展開は?


 シンガポール在住のNOTERさんのおひとり、Amashiro さん。
 シンガポールとはいえ当然「異国」なわけで、そんなところでの生活の「現実」をAmashiro さん的に真摯に伝えてくれる印象的な投稿をされています。今回そんな投稿を別の方(ジブおじさん)の視点を入れて伝えてもらったのは、これは非常にいい機会だと思うのでご紹介します。

 シンガポールって、私のような外国人の、(一人の視点において)、今や東京をはるかに凌駕した超近代都市で、そんな部分が中枢としてありながら、自然との調和を意識し、伝統を守る姿勢も明確に打ち出している。そんなところが私にとっては一番面白いところです。当然ながら別のAmashiro さんの視点でのそんな社会での生活について、お伝えを継続していただけると非常にありがたいと思います。


 さて、もう40年も前となりますが、何回かシンガポールに出張で行くようになった頃、当時の会社の先輩からDick Lee を教えてもらい、好きになりました。
 響いてきたのは「俺たちのアイデンティティーは何なんだ?」という訴えでした。例えば私は当時はジャズを中心とした音楽に狂っていて、東南アジア全体に言えるのですが、一部を除き「発展していく音楽」が探せない状況(当人の主観)に寂しさを感じていたので、Dick Lee のフラストレーションに妙に納得してしまったものでした。

 音楽面では今私はあまり触れられないのですが💦、食文化面においては、「そんなことはないじゃあないですか!」って、今ではいいたいですね。中華、マレー、インド、プラナカンのそれぞれの絢爛たる食文化を、しっかりシンガポールスタイルに昇華してアイデンティティーを発揮している。

 これができたのは、決して長くはないシンガポールの歴史の中での、異民族での「融合」だと思います。一番端的になるのが「プラナカン」なのでしょうが、二つの文化が融合されて、ある程度の時間を経て「昇華」されて立派な文化が結実されていく。それはAmashiro さんのところでも起きうる話でしょうし、実は私だって、日韓ではありますが、自分たちの子供は、二つの文化を立派に(?)吸収しながら、自分の進む道を模索しつつ進んでいます。正直楽しみです。
 
 例えば、私がここずっと拘っている東南アジアのコーヒー世界において、シンガポールがこれからどんな「昇華」の世界を生み出していくのか、自分なりの報告をしていきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。


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