ホームベーカリー研究部、第10回試作
『守・破・離』の守の段階
昨日の大失敗の気持ちが冷めないうちに対策と再チャレンジを行わなければ情熱が冷めてしまう。それだけは何としても避けなければならない。
昨日のレシピを見直し、ラム酒漬け済みのドライフルーツは在庫ゼロになったので、漬け込み前のドライフルーツを使うしかない。粉ものは過去のマフィンの製作で充分すぎる効果のあったホットケーキミックスの力を借りることにした。
昨日の製作中に少しだけ気になっていた卵とバターの分離が発生していたことを思い出し、バターではなく家にストックのあった貰い物のオリーブオイルに変更する。くるみはカリッと香ばしいのだが失敗作のカヌレ風のあれが大量に残っており、当分の間はくるみとお付き合いしないといけない。
そこは、先週購入してストックしておいたアーモンドスライスに活躍してもらうことに。
製作
卵を割ほぐしかき混ぜ、分離しないようにオリーブオイルと少しずつ合わせていく。ラム酒を加え牛乳を少量ずつ粘度調整として加えていき扱いやすい粘度になったところでドライフルーツを投入し混ぜ込んでいく。昨日の失敗の原因でもあったりんごは今回は出場停止の処分にしてあるので姿を見ることはない。
型へ投入
ここでアーモンドスライスの登場である。彼には表面を飾ってもらう。と言いつつきれいに並べてなく、ただ、ばら蒔いただけになってしまった。
焼き
前回の記事ではコメントしなかったが170℃での焼きは実は初めてだった。これまでは180℃で焼きを行ってきたので焼き上がりまでの感覚がちょっと違ったのです。(たかが、10℃ですが過去のお仕事の経験上10℃の違いは大きいのです。)
今回は経験のある180℃に戻し、60分設定で焼きに入ります。
焼き上がり直後の状態がこちらです。
充分に膨らんでおり、部分的にクレバスが発生。
この状態を昨日は期待していたけどね。
完成
昨日の悪夢とは大幅に違う結果になりました。アーモンドが乱れ桜的な感じになっているところは改善の余地あり。
試食
4つに分割して、そのうちの1つを更にカットして一口大サイズのものを実食しました。カヌレ風のアレとは対極にある食感で美味しかった。
(断面写真を撮ってなかったのは失態です)
大半は
4分割の内、3つは近所のおばさま達(マダム3人)に貰われていったので手元には一口大のもの1個しか残ってない。
何とか自己評価で合格と言えるようなものが出来てよかった。
年内はリクエストにより、あと1回製作することになりました。
続く