【#ヒトシネマ】光るサメは湿ったアスファルトの上を泳ぐか
こんにちは、ヒトシです。
人生一度は手を出してみたいジャンル「サメ映画」。専門レビュアーがいるほどの一大ジャンル。名作から怪作まで居並ぶ混沌の大通り。そんな領域に『直感で手を出したらどうなるか』……今日はそんな冒険に出てみました。
今回の映画
"GHOST SHARK"(米・2013)
勝てば3万ドルの釣り大会、ラスト一投の決戦。親子の祈りを載せた釣り竿にかかった魚は無惨にも鮫に食われた。悲嘆に暮れる親子……なわけが無い!拳銃起点の凄惨なるしっぺ返しが鮫を襲い、終いには口に手榴弾を投擲!炸裂!鮫爆発!しかしこの鮫、いかなる奇跡かこの世に蘇生!青白く光る鮫となり、チャーター船の船長もろとも親子への復讐を果たし姿を消します。そして人間への恨み漲るゴーストシャークはゴーストらしく神出鬼没の「狩り」に打って出るのです……!
というわけでサメ映画の例に漏れず「如何にして犠牲者が出るか」というのがこの映画のヤマなのですがそこは幽霊、水があるならどこにでも出る。ある時はパリピ集うプール、またある時はその辺のバケツ、更にまたある時はウォーターサーバーの中。幽霊ならそもそも普通に宙を泳いでしまえば良いのでは、というヤボなツッコミはこの際止めにしてとにかく「水があったので出てきた」位のノリで次々と小さな街の人々を踊り食いしていきます。そしてこの「活動条件のゆるさ」がのちのち主人公達を追い詰めていくのですがその勢いが中々の説得力を持ってしまうのです……!
恐怖の伝承、無知な市長、信じてくれない警察。お約束と変化球が絶妙な速度で飛び交うノンストップシャークパニック。果たして「ゴーストシャーク」の真実とは?最後に生き残るのは誰か?そしてどんな想定外の理由で死人が出るのか!?
【評価】
シャークオリティー 2.6/5.0(ちょっとCGが粗いけどそこを無視できる全体像)
ゴア 3.4/5.0(志村後ろ!のレベルで次々と退場していく人達)
無軌道若者 3.8/5.0(気を抜いたやつからいなく……なる訳でもない)
#note映画部 #末期のサメ #生首カクテル #水面の狭い犬神家 #アスファルトの上を泳ぐサメ #入植時代の伝承 #とは #ヒトシネマ