【 #ヒトシネマ 】 野生大解ほ……え?え?
こんばんは、ヒトシです。GWも後半戦、話題の大作がガンガン公開される今日この頃ですがそれはそれとしてTVでもたまに物凄いやつがサラッと流れている。誰か止めた方が良かったのでは、と思うやつがサラッと流れている。令和年間初の映画をそんな一本から始めてしまいましたが特に詫びる先がありません。どうしましょう。
本日の映画:「猛獣大脱走」(1983年・伊)
本日は珍しく電子番組表のアオリ文から行ってみようと思います。(以下本文ママ)
世界最大を誇る動物園のコンピューター防衛装置が故障!猛獣達が街に放たれた。全編に登場する1000頭を超える動物は全て本物!想像を絶する空前の大パニック映画!
そう、CGやストップモーション・アニメ技法でなく「生の素材(動物)」をガンガンお出ししてきます。アルフレッド・ヒッチコックの「鳥(1963年)」同様に生ものと合成をミックスさせたタイプのパニックホラーなのですが、正直余りにゴアい。鼠の群れに車内で襲撃されるカップルを皮切りに、迷いなく頭を踏み抜く象、ただ追走するだけで多重事故の引き金を引きまくるチーター(自分の手を汚さずに犠牲者だけ増やすクレバーさ!)まで。そして最後に待ち受けていた「動物」とその真実に……ええ、ちょっと背筋が凍りました。
時代感を感じさせる電子音満載BGM(動物襲撃シーンで確実に流れるSE付き)、後手後手どころの騒ぎでない警察、そしてCMでも挟まない限り心身に何かを来す重さ……たとえBSでもよくやりましたねコレ、と思いながら映画鑑賞記録用のアプリで検索したら去年も放送してたようで。マジすか。
【まとめ】
素材の味:3.2/5.0(終盤がちょっと物量作戦気味だったのがいたたまれない)
恐怖:2.9/5.0(撮影許可とか撮影技法とかシナリオの外側がむしろ気になる)
ラスト:1.8/5.0(何故そう持ってきたか正直説明出来かねるしちょっと尺伸ばしてでも映像で……)