どうしていいかわからないくらいの大切な宝物
子どもたちが寝た後お風呂に浸かりながら何気なくスマホの写真フォルダを見返していたら、そこには今よりたった数ヶ月前なのに今とは比べものにならないくらい小さくてあどけなくてどこか儚くて、胸がきゅっとしめつけられるような小さな小さな息子たちの姿が。
一瞬一秒も見逃さないように息子たちだけを見てきた。大きさや肌の感じ、匂いまでも忘れないように毎日息子を抱きしめてきた。可愛い可愛い息子たちがお母さん!と自分を求めてきてくれる…今この幸せを、一瞬一瞬を心に刻もう。大切にしよう。沢山沢山子どもと語って沢山沢山抱きしめよう。
そう心に決めて毎日過ごしてきたはずなのに。
いつも、ちょっと前の息子たちの写真を見ると
こんなに小さかったっけ…
こんなにあどけなかったっけ…
ちゃんとこの頃の幸せを毎日心から堪能できていただろうか…
全力で子どもたちと向き合えただろうか…
この時間を大切にできていただろうか…
毎回そう思ってしまう。
写真フォルダの中はまるで宝箱のよう。
幸せな時間が沢山おさめられていて、もう戻れない時間に思いを馳せては、きゅんとしてみたりキラキラした気持ちになってみたり切なくなってみたり。一言では表せない感情が胸を襲う。
息子たちに出逢ってから戻らない時間があることを知った。
あたたかくてこれ以外なにもいらないくらいの幸せがあることを知った。
あたたかくて切なくて、でもとても幸せな時間。
どうしていいかわからないくらいの大切な宝物。
また明日少し大きくなった息子たちをいっぱい抱きしめられるように、今夜はこの写真の中の息子たちをぎゅっと心で抱きしめながら寝ることにしよう。
幸せをありがとう。
おやすみなさい。