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花を食べる
東京では梅の花が咲き、熱海では一足早く熱海桜が満開だそうです。
春はいろんな花が咲いて、散歩するのも心楽しいですね。
カラダが喜ぶお花
花は見ているだけでも癒されますが、今回は食べてカラダが喜ぶお花についてご紹介しましょう。
➀フキノトウ
おなじみの食材ですね。
実家では、雪が解け始める2月末ごろから、柿の木の周りにフキノトウが顔をだし、それを天ぷらにして食べていました。
美味しかった~。
フキノトウは、カリウムが豊富でむくみ改善に良いですし、水溶性の食物繊維も豊富なので、便秘予防にも有効。
また、東洋医学では風邪の解熱や咳止めとしても用いられてきました。
➁コブシ
熊が冬眠明けで食べる花芽として有名ですね。
食べるととっても苦いんです!
生薬名を辛夷(シンイ)と言い、花粉症などの鼻づまりや鼻炎、鎮痛・鎮静剤として使われます。
③サクラ
塩漬けにしたものが手に入りやすいですね。
お茶にしたり、お菓子につかったりします。
サクラは、樹皮の部分を桜皮(オウヒ)と言い、日本由来の生薬なんですよ。
咳止めや湿疹、じんましんなどに使用します。
④スミレ
エディブルフラワー(食用花)として人気ですね。
実は薬草としても知られていて、紫花地丁(シカジチョウ)として腫れものに外用として使ったり、血液の浄化作用や便通改善の効果もあります。
⑤キンモクセイ
キンモクセイは桂花(ケイカ)や金桂花と呼ばれています。
お茶やキンモクセイ酒として販売もされています。
体を温めてくれたり、低血圧、不眠症での血流改善に有効です。
胃の調子が悪い時に、気の巡りの改善にも。
⑥タンポポ
生薬名を蒲公英(ホコウエイ)や蒲公英根といい、全草や根の部分を使います。
胃腸の調子が悪い時や解熱、母乳の出が良くないときに用います。
タンポポ茶やタンポポコーヒーは、ノンカフェインなので、家族で楽しめます。
私も2人目の時に母乳が出にくい時期があり、タンポポとクコの実、ナツメを煎じて飲んでいました。
蒲公英の根はそのまま煎じると苦いので、クコの実やナツメの甘味でとっても飲みやすくなります。
和漢膳では、花や葉はタンポポサラダにして食べます。
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⑦バラ
生薬名を玫瑰花(マイカイカ)と言います。
ハーブでは、ローズレッドの名で知られていますね。
体を温めて、血流を良くし、胃腸の疲れや鎮静効果が認められています。
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好きなお茶に浮かべて、バラの香りを楽しむのもオススメ。
弊社のオリジナルブレンドの和漢膳茶シリーズの痩福茶、眼福茶、温福茶、涼福茶にも入っています。
お茶だけではなく、肉や魚との相性も良いので、散らすと見た目も華やかになります。
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ぜひ、花は目福や鼻福だけではなく、口福を楽しんでくださいね♪