”原因”と”結果”から見る、恋愛を紐解く人生の根源的な解決方法 Vol.1
”失敗”が人生の方向性を決める!
突然ですが、私たち人間は常に”失敗する性質”を持っていることをまず心に留めておいてください。
私たちは人生において、あらゆる”失敗”をしてしまう人間です!
予定を一日間違えた
会社に持っていく物忘れた
時間通りにできなかった
絶対うまくいくと思った告白が振られてしまった
学校に傘を忘れてしまった
こんな一日の一コマを切り取っただけでもこんなに毎日”失敗”ばかりです。
では、どうして人間は失敗を繰り返してしまうのでしょうか??
そこには、私たち人間が失敗を、失態と私たちの時代が決めてしまったから。
もっと言えば、人間自らが失敗することが許されないと断定してしまったことにあります。
ところで質問ですが、”人間”として面白くて楽しいのは、この二つのうちどちらだと思いますか??
日曜日、綿密な計画をして予定していたコンサートのために移動時間、持ち物、混雑状況、ありとあらゆることを想定したうえで無事にコンサートに参加し、予定通り帰宅した。
日曜日、キャンセル待ちだったコンサートの空きが出て、驚き喜び、急遽参加することになり、出掛けることになったが、乗る予定だった在来線がかなり遅れ、仕方ないが新幹線を利用した。時間がないため、そこでの有名な駅弁当を食べ、会場に着くも時間ギリギリ、しかし、運よく前席から2列目の席に座ることができ、かなり満足度が高いコンサートとなった。帰りにはなんと偶然にも出演者と出くわして挨拶と握手をして帰宅した。
みなさんはこの二つのエピソードを読んで、どちらが心に響きましたか??
お分かりだと思いますが、実は後者の方が実は焦ったり、急いだり、嬉しかったり、驚いたりと、もの凄く感情が揺さぶられたことを感じたと思います。
そうです!!
計画する、時間通りに動く、教科書を見本にする、慣習に従う、その全てが未来に対してすでに決めて実行すること自体が”失敗”を生み出す原因であり、失敗をすることを認定する”人間側”の問題点だったのです!
では、どうして人間は失敗をしてしまうのでしょうか??
それは、『人間が考える生き物』であるということに尽きるのではないかと思います。
古今東西、過去人間歴史において、生まれてから死ぬまで一度も失敗なく、成功して人生を終えた人など一人もいないことでしょう!
逆に言えば、これは失敗だ!と思わなければ成功と捉えることも可能になることだということですね。
人間は、一人一人、生まれながらにして国や生まれた場所、時代、身分、親、兄弟などは”決定事項”であり、そこからの変更届けは出せないのです。
もっといえば、”私”というブランドが決まってしまい、巷で流行った親ガチャならぬ、出生ガチャという衝撃的な境遇に私たちは実際に遭遇しているのです。
ある意味で、”はじめ”から失敗しているわけです。
みなさんの今までの人生で一番の”大きな失敗”は何でしょうか??
答えは様々あることと思います。
ギャンブルで大金を磨ってしまった、結婚に反対された、仕事を解雇された、恋人に裏切られた、不倫された、など挙げればキリがないですが、時には人生を終わりにしたくなるほどの重大な失敗を冒してしまうこともあるでしょう。
そんな時、私たち人間は失敗からどうして立ち直ることができるでしょうか??
時間は、人間の記憶、感情、出来事のショックの緩和を合理的に都合よく人間が変えていく!
何かの大きな失敗の直後というのは、必ず精神的にも、肉体的にも大きな傷跡を残すものです。
実は、「そのうち時間が経てば解決するよ」と言われるように、ちゃんと人間の自己修復機能プログラムが組まれていることが大きなポイントだということです。
『人間が無意識で治すように用意されたプログラム』
人間は皮膚のように、非常に優しくデリケートに作られているように、実は”心”も同じくデリケートで傷つく性質があります。
人間は、どこかにぶつけたり、ケガしたりすると「あっ、血が出てる、アザもできちゃった」と、そこがケガしてるのが一目で確認することができ、これがどのぐらい痛いのかおよそ判別することができます。
しかし、”心”はどうでしょうか??
あの人に嫌なこと言われた、バカにされた、いじめられた、そのような精神的ダメージの度合いをいったい正確に測ることなんてできるでしょうか?
これが、現代の私たちが抱える見えざる敵、言葉や行動、SNS、LINEなど、ありとあらゆるところで精神的ダメージが負いやすい環境が常にあることが伺い知ることができます。
ところで、人間が傷ついた場合、その人間はどうなるのでしょうか?
さきほど述べたような、人間のカラダが傷ついた場合、人間の持つ細胞が働き、その部分を修復しようと働きます。ですから、傷口が治り、すっかり元通りになる訳です。
しかし、”心の傷”はどうでしょうか?
人間は視覚的な度合いを見て判断することが多いため、”見えない傷”である”心の傷”は正直なところ分からないのです。
ではどうしたら”心の傷”は治るのでしょうか??
それには、人間が持つ人間による防衛反応、つまり時間差トリック、または時間のつぎはぎ作業が自身の”心”で行われているのです。
あの大きな出来事へのショックを経験した人間で、もう立ち上がれないほどの失敗でも、私たちの”心”は修復に向けて進んでいるのです。
”心をいやそうと人間がする合理的で精神的な都合合わせ
あの時の出来事はわたしの責任ではない
実ははじめから用意されていてそのようになる仕掛けがあった
友達が裏切る前に自分が裏切ようとしていた
時計を見ていなかった
不倫させたのはわたしに満足な生活を与えなかったからだ
課題が終わらないのは期間が短すぎるからだ
SNSの言ってる人達は全員AIが言っていることだ
このように、起きた事に対して、時間が経てば経つほどに、人間の記憶が曖昧になるように、あの時の出来事に対して、自分が悪いのではないと解釈する”心のアリバイ”を作ろうとする働きによって”心の責任感”を逃れようとします。
実は、この働きは自分に有利とも不利とも取れるので注意が必要です。
事実は変わることがない、自分自身の”史実”である
もしも、自分の失敗の原因を他人に押し付けようとするならば、自分の本当の原因解釈が捻じ曲げられ、事実無根状態を作りだしてしまう。
反対に事実を認めるが自分が悪いのではないと、責任を逃れることでの精神的苦痛からの脱却も、これもまた自分が悪者ではないとすることで原因の根本的な解決方法にはなりません。
では、どうするか???
次回、”原因”と”結果”から見る、恋愛を紐解く人生の根源的な解決方法 Vol.2にて、”環境は自分自身を作りだす鏡”をテーマに、失敗の原因、根源的解決方法、「心は環境を作り出す」に迫ります。
乞うご期待ください!!
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