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家族を諦めた日#4

超マザコン娘だった散歩ネコ

私は自他共に認める超マザコン娘でした。
母が死んだら生きていけない、と本気で思っていました。
重度の母親依存症でした(笑)

楽しいことも悲しいことも何でも母に話を聞いてもらい、支えてもらい助けられてきました。

今回妹から受けた不機嫌ハラスメントでも、しばしば話を聞いてもらいました。
しかしその時にフッと
「母はこの問題に関与したくないんだな」
と感じました。
そのことを母に尋ねると
「そんなことない」
と言っていましたが、態度や言葉の端々からそう感じました。

その頃から、なんとなく母に違和感を感じるようになりました。

カウンセリングでその話をすると
「家族でも相手を一個人と認識できると、心理的距離がとれて自分とは違う人間ということが解ってくる。家族でも、一人一人感じ方も違えば感じ方も違う。自立するということは、自分と他人を認識すること。」
このようなことを言われました。
(細かい文言は違うけど、ニュアンスとしてこんな感じでした。)
すごく腑に落ちました。
寂しく思う感情はあるけれど、精神的に母から自立したのだと感じました。
散歩ネコは50歳です。
ものすごく遅い精神的自立です(笑)

気持ちの変化

それからは、毎日のように母に電話していたのがピタリとストップしました。もともと母からの連絡の多くは連絡事項だったので、今は用事以外の話はしていません。
「聞いてほしい」「共感してもらいたい」「支えてもらいたい」
と、いままで母親に甘えて期待していました。
そう思わなくなりました。
期待しなくなりました。
母と私は感じ方も違う、考え方も違う、と諦めに似た感情です。
ネガティブな感情ではありません。
母を嫌いになった訳でもありません。
変わらず母を大切に思っています。
ただ、スッと何かが消えたような感覚です。

母と心理的な距離を取るようになり、穏やかに生活できるようになりました。当初のような寂しさもあまり感じなくなりました。


「家族って何だろう」と考えます。
大切なんだけど、その反面少しの息苦しさも感じます。



続く









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