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イジワル、イジメ、イヤガラセに負けるもんかー!〈2〉

接客の職場で
1人の上司と1人の先輩の
嫌味や皮肉、意地悪にウンザリしています。

執拗に不快な言葉を言われ続けて
かなり精神的にグッタリしています。

仕事に慣れてきたので
嫌なことを言われる機会は減り
少し安堵していたら

やっちまった!
のです。

今日、単純なポスレジの
操作ミスをしました。

ミスした理由や事情はあります。
お客様は大抵急いでいて
支払いを終わったと判断して

レシートも取らず
販売途中で急いで
職場に戻ってしまうことが
あるからです。

レシートが出てから
ミスに気がつくこともあります。

今日はそういうことがありました。

ミスを処理するためには
そのお客様の協力が必要です。

でも、既に
そのお客様はいない。
名前もわからない。

ミスをカバーできない
絶対絶命の状況です。

ただ、名前は分からなくても
職場はわかっているので
すぐ可能性のある職場に
電話しました。

ところが
職場はどこも忙しいため
すぐに調べて貰えません。

ミスを処理できない。
と思考した瞬間。

小さなミスでも大袈裟に
そして執拗に責める
上司の顔が目の前に浮かびました。

どう言われるか
想像できて恐怖感と不安感で
心が一瞬支配されました。

そして
心の中で

『僅かな金額なので
黙っていれば分からないよ』
と囁やく声が聞こえるのです。

『黙っていれば
嫌な思いをしないよ』

悪魔の囁きは続き
ズルくて間違った世界に
引きずりこまれそうな
そんな心の危うさがあり

同時に
良い子の私が叫びました。

『そんなことはしてはいけない。
ミスはミス。大事なのはお客様に、損失を与えないこと!
ミスを嘘で誤魔化すなんて
絶対にダメ!!!』

良い子の私の叫び声に
ハッとしました。

失敗したのは自分。
失敗の対処が出来ないときは
正直な報告しなければ!

正気に戻り
やれるだけのことをしました。

仕事の終わる時間が迫ってきても
そのお客様は特定できません。

今日は上司はいないので
報告する内容を考えながら

『宇宙の神様、どうか
あのお客様がもう一度今日ここに
来るようにして下さい!
お客様に損失を与えたくないです』
そう真剣に念を送りました。

お客様の顔を思い浮かべ
お客様がまた来るイメージしたら

目の前に
そのお客様が現れました。

すぐ確認して
販売履歴も携帯で調べてもらい
そのお客様であることが判明。

お詫びしたのですが
「え?こんな僅かな額で
調べてくれたんですか?
こんなのチップと同じですよ。
手数料だと考えていいんです。
そんなに気にしてくれたんですか?」

と怒ることもせず
笑っていました。

私は謝罪して
もう諦めて最後に
神頼みしたことまで伝えました。

大笑いしてくださったお客様が
なぜ又来てくださったというと

突然なんとなく
買い物をしたくなったそうです。

私は無神論者で
宗教も神様も信じていませんが

宇宙の神様って
いるのかもしれない

そう
真剣に考えてしまいました。

でも
私の心は悪魔の誘惑があったのも
事実です。

悪魔は私が不快な思いをしないよう
私を守るために善悪の判断を
奪ってしまう。

それを実感しました。

ミスは誤魔化していけません。

でも世の中は
分かっていても誤魔化す人が
後を経ちません。

嫌な体験をしたくないし
不快感や恐怖感の体験があると
その体験をしないようにすることを
最優先で考えてしまう。

自分の弱さと愚かさを
忘れないために
noteに記録することにしました。

あー、
それにしても

ピンチだった。










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