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無神経で無責任な言葉が人を傷つける:配慮の欠如②

退院後、一時的に通っていたリハビリ施設での出来事です。

ある日、その施設の職員さんに麻痺側の腕を無理に上げられた際、
肩に激しい痛みを感じて「イタイっ!」と言いました。
すると、その職員さんは信じられない言葉を口にしました。


「麻痺してるのに痛いとかわかるの?」


…………


私はあまりの無神経さに絶句しました。


麻痺しているからといって、痛みを感じないわけではありません。
むしろ、肩の痛みが強い人も多いのです。

その職員さんは、高齢者への運動指導を担当しているとのことでしたが、高齢者の中にも片麻痺を抱える方がいるはずです。


そんな方々にこのような認識で対応しているのだとしたら、とても恐ろしく感じました。


さすがに放っておけないと思い、ケアマネジャーにこの件を伝えました。


数日後、施設長から連絡があり、謝罪を受けました。


しかし、私はその施設に通う気持ちを失い、別のリハビリ施設へ移ることにしました。


新しいリハビリ施設では安心して通うことができていますが、あの職員さんの言葉は今でも忘れられません。


二度とこんなことを言う人にリハビリをしてほしいとは思いません。



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