アラフィフで就活はいろいろある
2022年3月。突然、仕事が急変。フリーランスだから急に仕事が増えることもあれば急に仕事がなくなることもある。そんなことは想定内なのですが、今回ばかりは「このままじゃダメだな」と思い知らされました。
きっかけはある日突然に
フリーランス6年目にもなると、過去に相手の方の状況で急に仕事がなくなるというのは経験済みでした。「じゃあ、あまり変わらないんじゃない?」と思いますよね。
2022年が今までと違う理由。それは、4月から子供が大学生と高校生になったことです。義務教育期間から卒業したことで、学費は上がる一方なのに子育て支援制度は減っていく。
つまり、支出は増えるのに収入が減るという、生活が破綻するかもしれない究極の状況になったのです。
幸い、今までの繋がりで、とりあえず危機的な状況は脱しました。とは言っても、安心できない環境は変わりません。そこで、今回の危機的状況をきっかけに、もう一度、働き方を見直してみようと行き着いた答えが就職活動でした。
そもそも、なぜフリーランスになったの?
子供たちの不登校や発達障害、そして、私自身のメンタルのダウンが大きなきっかけでした。それだけではなく、約20年、公務員として働いてきて、無理に無理を重ねていたのもあったため、仕方のないことだと思っています。
休みながら状態が良くなったら復帰という選択もありました。しかし、ひとり親で、家族も近くにいない。そんな状態で、フルタイム勤務しかできない公務員は、子供のサポートをしながら働くことは現実的に不可能な状態。ということで、意を決して退職したのです。
そこから、就職活動をすればと思うかもしれませんが、6年前は今のようにリモートワークはほとんどない状況。結果的に、フリーランスで少しずつ働き方を模索した感じです。
その間、2回ほど就活をしましたが、コロナの影響などあり、内定まで決まっていたのに白紙という経験もしました。
幸い、人の繋がりで業務委託でのお仕事をいただけたのですが、やはり現状として、「明日から仕事はありません」という状況は変わっていません。
あっという間に、四捨五入すると50になってしまいましたが、意を決して就職活動をすることにしました。
就活に踏み切った理由
就職活動をスタートしたのが2022年4月の中旬です。私はひとり親ということもあり、利用できる支援制度はないかと市役所へ相談に行きました。そこで、利用できる制度とセットだったのが「就職」。
正直にいうと、最初は就職活動は自信がありませんでした。子供のサポートをしながら仕事をすることは決まった場所だけではなく、時間も難しかったからです。
本当に私にできるのか?
自問自答の日々が続きました。5月に入って、子供たちの学習や生活のペースがだんだんと落ち着いてきて、少しずつ「就職して働けるかも」と思えるようになってきました。
わがままかもしれないけど譲れないこと
決して楽な状況ではありませんが、働き方は
フルリモート
副業OK
という条件だけは外せません。できれば裁量労働制も希望しています。そうなると、仕事は限定される。
しかし、どんな状況でも自分が譲れないことや実現したいことがなければ、結果的に、安い報酬で大変な思いをする。というのも経験済みなので、ここは譲らず可能な限り追求しよう!と考えています。
いろんな思いが頭の中でぐるぐると渦巻いているのですが、企業の採用情報を見ていて気づいたことがあります。
それは、
どこで自分と折り合いをつけるか。
当たり前ですが、すべて自分の思い通りの条件が揃うことはありません。それでも、これだけは譲れないということがあるからこそ、自分も一緒に仕事をする人も、いい仕事ができると考えています。
すでに書類審査で何箇所か落ちてしまい落ち込み気味だったのですが、1社だけ書類審査を通過しました。
書類審査を通過した企業と落ちた企業との違いを振り返ってみると、自分の働きたい意欲が全く違いました。
書類審査を通過した企業は、ずっと自分が口にしてきた「実現したいこと」を事業として行っていたのです。そのため、書類審査も他の企業より熱がこもっていたと自覚しています。
やっとスタートラインに立てた状態。今から面談が3回くらいあるようなので、これからが正念場です。どんな結果になるるのかわかりませんが、とにかく後悔しないようにやってみようと思っています。
働く選択肢をつなぐために
就活をスタートして2ヶ月目になりましたが、何度も「アラフィフで就活って遅いかも」と思っていました。しかし、「意志あるところに道は開ける」というリンカーンの名言を、長い時間をかけて私の子供たちが目の前で実践してくれています。
だから、諦めるわけにはいかないし、諦めたくありません。
自分のためにも、そして、私の子供たちのためにも、いろんな困難さがあっても働ける選択肢があることを伝える。そのために、幾つになってもチャレンジし続けたいと思います。
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