転勤族だった経験から「転勤の必要性」について考えてみた
転勤は必要最小限でいいと考えています。というのも、私は子供の頃から自分が公務員を退職するまで、いわゆる転勤族だったからです。
転勤は、家族が増えるほど仕事以外の労力がかかりすぎます。そして、何より住んでいる地域との交流も難しく、孤立してしまうことも起きるのです。
今回は、日経COMEMOさんの「転勤は本当に必要ですか?」について私の家族の経験から考えたことを紹介します。
転勤することで仕事にはどんなメリットがあるのか?
そもそもなぜ転勤が必要なのか?
と考える必要があると思うのですが、これは会社によって違いが大きいと思います。
私は公務員とフリーランスの経験のみなので、少し違う感覚かもしれません。
転勤することで、同じ会社でも出会ったことがない人との交流や地域柄の違いを経験することができます。
また、仕事の内容が同じでも、場所と人が変われば、いろんな違いがあるので、仕事のスキルだけではなく人としても成長できました。
ただし、これはリアルしか勤務できない時の考えです。
今、テレワークで仕事ができるようになって思うのは、テレワークの方が人も場所も制限がなくなります。そのため、いろんな仕事を今まで出会ったことがない人と一緒にできる。
それは、テレワークだからこその体験であり、仕事も人としても成長のスピードが格段に違うと、日々感じています。
子供の頃は転校しても大丈夫なの?
転勤で1番大変なことは転勤に伴う転居があるとき。特に、子供がいる家庭は仕事以上に大変です。
私の子供たちが保育園に在籍していた頃、初めて子連れで転勤にともなう転居が決まりました。そのとき
「子供は環境を変えた方が、いろんな経験ができていい。」
「小さい頃は覚えていないよ」
と声をかけられたことがあります。
のちに、この言葉は子供のタイプによって違うことがわかりました。
当時、勤めていた会社は4~5年で転勤が当たり前。そのため、適応する子供たちが多い傾向だったのかもしれません。
結論は、子供のタイプによって、転校が合わない子もいます。
合わない場合、いじめなどの理由がなくても学校に行きづらくなったり、学習が遅れたりということが起きます。
そうすると、必然的に働けなくなる状況が起きるのです。
転勤した場所に家族や親戚がいてサポートしてくれるのであればいいのですが、そうではない場合かなり厳しい状況になります。
子連れ転勤は仕事以上に調べることや手続きが多い
子連れでの転勤に伴う転居を3回経験して大変だったこと。それは、学校だけではなく、かかりつけ医、行政手続き、子育てサービスなど、たくさんの手続きの変更と情報収集が必要なことです。
行ったことも住んだこともない場所で、安心して子育てができるために情報を集めることは、かなり難しく時間がかかります。
また、得た情報から利用してみて合わないということも起きます。そのため、自分たちに合った環境を整えるために、日々、情報を集める必要があるのです。
アレルギーや発達障害など、困り感があるほど、通常の病院では対応できないことが多くあります。地方になるほど、専門医がどこにいるのかは、事前に調べておく必要があるのです。
転勤は本当に必要なの?
今回のテーマ「転勤は本当に必要なの?」ですが、企業や仕事によって違いがあるので、答えを出すのは難しいですね。
ただ、リモートワークやテレワークで対応できる仕事であれば、転勤の必要性は見直した方がいいと考えます。なぜなら、人との繋がりも仕事のスキルも、リアルよりも広がると私自身、体験しているからです。
仕事も人生の一部だと考えると、今からは会社から言われて転勤するというよりも、自分でコントロールできる方が、仕事の質も上がるのではないでしょうか。
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noteで紹介できなかった私の転勤で経験したことを音声で紹介しています。