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はりきゅうの世界(無料記事)

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こちらは、はりきゅう、というか人体とか環境とか身の回りのことも絡めた「健康」に関することを書き連ねます。より詳しい対処法や深く突っ込んだお勉強チックな内容は、有料記事で書いていき…
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2021年2月の記事一覧

難経(なんぎょう)第十九難

難経(なんぎょう)第十九難

これもまた臨床で使うには。。。

書き下し文です。

十九難に曰く、経に言う、脈に逆と順あり、男女に恒あり、而うして反す、とは、何の謂いぞや。
然り。男子は寅に生ず。寅は木となし、陽なり。女子は申に生ず。申は金となし、陰なり。故に男脈は関の上にあり、女脈は関の下にあり。是れを以って男子の尺脈は恒に弱く、女子の尺脈は恒に盛ん、これその常なり。
反する者は、男は女脈を得、女は男脈を得るなり。その病為る

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難経(なんぎょう)第十八難

難経(なんぎょう)第十八難

しばらく空いてしまった・・・

さっそく書き下し文です。

十八難に曰く、脈に三部あり、部に四経あり。手に太陰・陽明あり。上下の部となすとは、何の謂ぞや。
然り。手の太陰・陽明は、金なり。足の少陰・太陽は、水なり。金は水を生じ、水は流れて下に行きて上ること能わず、故に下部に在るなり。足の厥陰・少陽は、木なり。手の太陽・少陰の火を生ず、火炎は上に行きて下ること能わず、故に上部となす。手の(厥陰)心主

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難経(なんぎょう)第十七難

難経(なんぎょう)第十七難

そういえばまだ脈のことが続いてる・・・

書き下し文です。

十七難に曰く、経に言う、病或いは死するあり、或いは治せずしておのずから癒ゆるあり、或いは年月を連ねて己まざるあり、と。その死生存亡、脈を切してこれを知るべきや。
然り。ことごとく知るべきなり。診るに、病もし目を閉じて人を見ることを欲せざるものは、脈まさに肝脈の強・急にして長なるを得べし。しかるにかえって肺脈の浮・短にして渋なるを得る者は

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難経(なんぎょう)十六難

難経(なんぎょう)十六難

今回も、さっそく書き下し文から行ってみます。

十六難に曰く、脈に三部九候あり。陰陽あり、軽重あり、六十首あり。一脈変じて四時となる。聖を離れること久しく遠く、各自その法を是とす。何を持ってこれを別たん。
然り。これその病に内外の証あり。
その病これをなすこといかん。
然り。たとえば肝脈を得れば、その外証潔きを善み、面青くして善く怒る。その内証斉の左に動気あり、これを按ずれば牢くして若しくは痛む。

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難経(なんぎょう)第十五難

難経(なんぎょう)第十五難

今日はさっそく書き下し文から入ります。

十五難に曰く、経に言う、春の脈弦、夏の脈鈎、秋の脈毛、冬の脈石と。これ王脈なりや。将た病脈なりや。
然り。弦・鈎・毛・石なるは四時の脈なり。春の脈弦とは、肝は東方木なり、万物の始めて生じ、未だ枝葉有らず。故にその脈の来たること、濡・弱にして長、故に弦と曰う。夏の脈鈎とは、心は南方火なり、万物の茂るところ、枝を垂れ葉を布き、皆下り曲りて鈎のごとし。故にその脈

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難経(なんぎょう)第十四難

難経(なんぎょう)第十四難

十四難は、脈でここまでわかるのか!とつい思ってしまう内容です。ここまで到達するにはどうしたらなるんでしょうね。
なんか指先の感覚だけではない何かがあるかもしれない・・・

さて、

書き下し文

十四難に曰く、脈に損・至ありとは、何の謂いぞや。
然り。至の脈の一呼に再たび至るを平といい、三たび至るを離経と言い、四たび至るを奪精と言い、五たび至るを死と言い、六たび至るを命絶という。これ至の脈なり。何

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難経(なんぎょう)第十三難

難経(なんぎょう)第十三難

実はまだ脈の事、引きずってます。
が、メインは皮膚の色。さっそく書き下しを書いていきます。

書き下し文十三難に曰く、経に、その色を見るも、その脈を得ず、かえって相勝の脈を得るものは則ち死し、相生の脈を得るものは病即ち自ら己むという。色と脈とまさに参じて相応ずべしとは、これをなすこといかん。
然り。五蔵に五色あり、皆面に見われ、また寸口・尺内と相応ずべし。たとえば色青なれば、その脈まさに弦にして

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難経(なんぎょう)第十二難

難経(なんぎょう)第十二難

ここからは、人体への対応についての話になってきます。脈に関する話、長かった・・・。

書き下し十二難に曰く、経に言う、五蔵の脈 己に内に絶ゆるに、針を用いる者かえってその外を実す。五臓の脈 己に外に絶ゆるに、針を用いる者かえってその内を実す、と。内外の絶、何を以ってこれを別たん。
然り。五蔵の脈 己に内に絶ゆとは、腎肝の気、己に内に絶ゆるなり。しかるに医かえって心肺を補う。五蔵の脈 己に外に絶ゆと

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難経(なんぎょう)第十一難

難経(なんぎょう)第十一難

脈をクローズアップして書かれた内容も、この十一難まで。
必ず一定の数値や状態で表すことが難しい脈を、ここまで明確に区分し分析した先人たちは、すごいとしか言いようがないですね。

書き下し文

十一難に曰く、経に言う、脈五十動に満たずして一止するは一蔵に気無しとは、何れの蔵なるや。
然り。人の吸は陰に随いて入り、呼は陽に因りて出ず。今、吸 腎に至ること能わず、肝に至りて還る。故に一蔵に気無しとは

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難経(なんぎょう)第十難

難経(なんぎょう)第十難

十難の内容はまあ難しいですね、臨床でそれを理解し施術に応用していくのは。一応ご参考程度に。

書き下し文

十難に曰く、一脈を十変となすとは、何の謂いぞや。
然り。五邪剛柔の相い逢うの意なり。例えば心脈の急なること甚だしき者は、肝邪の心を干すなり。心脈の微や急なる者は、胆邪の小腸を干すなり。心脈の大なること甚だしき者は、心邪の自ら心を干すなり。心脈の微や大なる者は、小腸邪自ら小腸を干すなり。心脈の

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難経(なんぎょう)第九難

難経(なんぎょう)第九難

すごく短いです。

まずは書き下しから。九難に曰く、何を以って蔵府の病を別ち知るや。
然り。数は、府なり。遅は、蔵なり。数は則ち熱となし、遅は則ち寒となす。諸陽を熱となし、諸陰を寒となす。故に以って蔵府の病を別ち知る
なり。

数、というのは、数が多いこと、つまり早いこと。そのような早い脈の時は腑に病があって熱を帯びている。遅い時には臓に病があって寒を帯びている。

ここから臓腑どちらに病があるか

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