ジャマイカで 『No Problem』
今日は連日のうだる暑さに対抗すべく、熱めのドリップコーヒーを飲みながら、ジャマイカへと飛ぶ。
そう!ジャマイカといえば、レゲエ。レゲエといえば、ボブマーリー。本当に今のこんな世の中だからこそ、「ONE LOVE!」と叫びたい。
「One Love ! One Heart! Let’s get together and feel all right」 だ!!
そんなレゲエ発祥の地、ジャマイカに向かったのは2007年。もちろん、レゲエ、そしてボブマーリーも好きな私にとってジャマイカも行ってみたい国。そもそも、HIPHOPに恋焦がれ2000年に向かったニューヨーク。そのニューヨークに行った友達ともう一人、レゲエ好きの友達の3人で、
ジャマイカも行きたいよね~とクラブI to I(←今はなき、大阪のclubアイトゥアイ。週末はいつもレゲエが流れ盛り上がっていた。隣にあった DONFLEXがHIPHOPのクラブでよく、行ったりきたりしていたな~なんてちらりと思いだす)で話していた。
「4月はサウンドクラッシュの世界大会WORLD CLASH がジャマイカで開催されるな」、
「MIGHTY CROWNも出場するしな!!」
「その時期、私、有休も取りやすいしw!!」
「行くしかないんちゃう!」と話しが盛り上がり、、じゃあ、行こう!!と決定した。
そんなこんなで決まったジャマイカ。もう、機内ではどんな風にすごしていたかなんてことは全くもって覚えてもないが、とにかく丸1日くらいをかけて到着したことだけは覚えている。直行便はないので、乗り換えをしたけれど、行きの乗り換えはいったいどこだったのだろう。まったくもって記憶はない。でも、帰りの乗り換えはニューヨークだったので、それはなんだか嬉しくて鮮明に覚えている。
そして、今回のWORLD CLASH がモンテゴベイでの開催なので、宿泊はキングストンではなく、モンテゴベイだった。お昼ごろモンテゴベイのホテルに到着した私たちは、World Clash が2日目だったので、その日はタクシーに乗って色々とまわることにした。
カリブ海に浮かぶジャマイカをほんの半日、歩き回って印象にのこっているのはやっぱり音楽とダンスと「No problem」かな。
今日はそんな「No problem」のことを。
この「No problem」は、たぶんジャマイカで1番耳にした言葉だ。
なかなか通じない言葉でも、相手は笑顔で、「No problem」。何かを買おうとしたときでも、悩んでいたら「No problem」!大丈夫!似合うよ! ご飯に迷っている時も美味しいよ!「No problem」!!!
とにかく、その場その場で必ず一回は聴く言葉。ほんまに?そんなに?と思うかもしれないが、ほんまにそうなんですよ。これが笑。記憶の無い私の中に、鮮明に残っているから間違いないw。
「大丈夫! OK!!なんとかなるさ! 問題ないよ!」みたいな「No problem」を聴くたびに、
うん、ほんまになんとかなりそう!大丈夫と思えてしまうから、不思議なもんだ。
笑顔で、おおらかな「No problem」。私も取り入れたいと思って、今も絵葉書を飾っている笑。心が忙しくなったり、ざわざわしたら取り入れていきたい「No problem」。大丈夫!
でも、きっと、この言葉もみんなの明るさも色々あって生まれたんだろうな〜と思ったのは、タクシーに乗って、運転手が「ジャマイカの国旗の意味を知っている?」と言った時。
私達はあのラスタカラーの国旗を思い浮かべながら「わからない」と答えると
「黄色は我々を照らす太陽、緑は希望とこの大自然、黒は私達黒人の強さだ」と教えてくれた。
国旗の意味なんて、まったく知らず、ただただラスタカラーのカッコよさに心酔してたあのころ。そうなんや!!と衝撃をうけ、今も頭から離れない。
植民地時代、奴隷制度から戦って戦って独立にいたった中で、負けずに立ち向かう強さ。どんなことがあっても生きていく生命力。どん底の時こそ、前を向ける強さはやっぱり明るさなのかもしれない。悩んで泣いて、へこんで落ち込んでなんて、生きてりゃなんでもやってくるけど、笑って乗り越えられるって、めっちゃ強いんやろうなと心底思う。だから、全身で音楽もダンスも楽しんで、みんな笑顔で「No problem」なのかな。
JAMAICA🇯🇲NO PROBLEM!!
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