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久しぶりの山登り
思い起こせば、今年は1回も山に行ってなかった!と焦り、とりあえず近くで気軽にいける高尾山に久々に行くことにした。こんなことをかくと、山ガールなんか?と思われそうだが、全然山ガールなわけでもなく(山ガールには憧れてはいます)山に詳しいわけでもない。そして、そんなに頻繁にも行ってもいない笑。どないやねん!
ただ、体を動かすのはやっぱり好きで、スノボーを7,8年前に再び行くようになってから、雪どけしたら山のぼりも行きたいよな~と、高尾山にはじまり、筑波山、丹沢大山、御岳山や八ヶ岳、富士山やらに向かっていた。(こちらの↓写真は筑波山)
今思ってみても、雪が残る八ヶ岳と、豪雨の富士山は結構な道のりで、それはそれで最高の思い出だったなw。ここで書き出すとその話で終わってしまいそうだから、詳しくは書かないけど、富士山に行くときに、初心者の私は言われるままに水と食料だけは多めに持って行っておいたほうが良いというアドバイスを受け入れ、(今思えば、それは天気がいい時だと思うし、荷物を軽くしてほうが断然に良かったと思われる笑)6キロの水と食料やら着替えを詰め込み、登りにいった。
その日は4人で行ったのだけれど1人はもう何回も富士山を登っているベテランの人で、今までで登りに来た中で一番最悪の天候やで(豪雨)という言葉とともにスタートした。いや、マジてどうなるやろこの豪雨。そして初富士山。と思い登っていくと、なんと水6キロの重いことか。
そんな荷物に慣れていない私にすれば、一歩一歩がめっちゃ重かったし、スタート直後にはすでに雨にずぶ濡れになっており、正直このまま続けることすら大丈夫なんかなと弱音が出てきたりした。しかも、1度荷物を降ろして休憩なんてしようもんなら、その軽さが天国すぎて、立つのが億劫になってしまう。ともうほとんど荷物を降ろさぬ休憩スタイルとなったw。
でもせっかくの初富士山!と、もはや気力だけを頼りに、なんとかとりあえずその日の宿がある8合目までたどり着いた。もう、ぼとぼとでたどり着いての宿の温かいごはんは体中にしみ込み、なんともいえないごちそうやったな。しかも、豪雨すぎて、途中で降りていく人や多分日程を変えた人たちも多かったのか、宿には私たち4人ともう1組しかいなかったから、周りを気にせず、寝袋にくるまって寝れたのは良かったな。 (と気づけば、やばい!富士山のこと、結構書いてしまってる!修正するタイミングを見失いました。もう少しお付き合いを。)
そして、雨の音を聞きながらいつの間にか眠りに着いた私たちは、朝の冷え込みとともに目が覚め、外にでると・・・なんとも奇跡的な雨あがり!!本当に、結局はこの朝の1時間くらいしか晴れ間が無かったのだけれど、綺麗すぎるご来光を観れて、私は今までのしんどさも忘れて感無量。うん、ほんまに感無量!こんな、景色がみれる瞬間があるなんて。太陽よ。ありがとう。
少しの時間であっという間に移りゆく、富士山の景色を眺めながら、そりゃ何回も来たくなるわな。そりゃみんなご来光目指してくるわな。と心底納得した。写真と自分の目。それはまったく違うものとして、心に刻まれる。自分の目を通して体験している景色の素晴らしさは、その写真を観た時にもよみがえってくるものがある。足を運び、肌で感じる。人それぞれの感じ方。世の中には心が震える素敵なものが、溢れてるんやろうな。まだまだ知らない日本の場所に行ってみたいと思った瞬間。
そんな、最高の瞬間を終えて、さあ頂上に行くかどうかというところで、まさかの豪雨再スタート!えっ!?マジで?あんだけ晴れてたのに、山の天候はほんまに変わりやすい。なめたらあかん。
しかし、ここまで来て!という気持ちとは裏腹に雨の強さは増すばかり。私以外の3人は結構山に行っている人達だったから、ポン子はこの雨の中頂上いくのは危険すぎる。と言われ、たしかに私も今の体力で、この豪雨の中登れる自信もない。というこで、二手に分かれた。2人は登る。2人は下山の道。この時はめちゃくちゃ悔しかった。富士山にきて、頂上まで行けなかったという事実。絶対に行きたかった頂上。ただ、結果的には上もかなりの悪天候だったようで登りにいった2人も途中で危なすぎるという判断で、引き返し、結局は途中で合流したのだけれど。
でも、きっとこんなにも記憶に残っているのは、やっぱり豪雨だったからだろうな。そりゃ晴天がええし、頂上までも行ってみたかった。でも、それができなかったからこそ、こんなにも私の記憶に、そして心に残っているのかもしれない笑。
そして、1番のネックだった6キロの水は、寒さのあまりほとんど飲まずに8合目までついたから、帰りはもう500MLあったら十分やなと、山に戻すことにした。そしたらウソのように荷物は軽く、なぜに水を捨てるということを、登りで思いつかなかったのか。と本気で後悔したあの日笑。いやはや、あの重さ。もっとはよ捨てれば良かったなと。だから下山は豪雨ではあったけれど、感動すらしてしまうくらいの足取りの軽さで、気付けばふもとまで着いていた。下山の記憶は荷物が軽かった。ただただこれだけしか残っていない笑。そんな富士山のちょっとした最高の想い出。
高尾山さんよ↓。いずこへ。。。笑。