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ヨガとおうち菜園と私 ❹

野菜と料理編inインド♡

先週、我が家を飛び出して北インドを旅した。インドといえばヨガ!でも今回の旅のテーマは「料理」。9日間通じて食材と調理を探求した。

ありがたいことに、旅中お腹を壊すことも体調を崩すこともなく、スパイスたっぷりの美味しい料理のおかげで元気いっぱい充電満タンで帰国した。

ご飯が美味しいのは素材も大きい。この国の野菜はとても元気で、その野菜の持つ本来の味が濃厚だ。生の人参をかじれば、これぞ人参!という味が口いっぱい広がる。どの野菜もしかり。

ベジタリアンが多いからか、野菜料理のバリエーションが豊富。スパイスで魔法のように味を変化させる。スパイスの奥深さに魅了された。

北インド料理だけでなく、西、東、南インド料理を堪能したが、同じ味に出会うことは一度としてなかった。

ヒマラヤの麓ヒマーチャルプラデーシュ・ママン村にて2泊3日のホームステイ。夕食前には皆で輪になって、くたくたになるまで踊ってから、ようやくご飯。これも美味しく食べるために理にかなった習慣だ。食後もやっぱり踊る、夜がふけるまで、美しい星空の下で、笛や太鼓の合奏に合わせて踊り続ける。

朝ごはんはホストファミリーのママンが目の前で作ってくれた。揚げたて焼きたてのおかずが最高に美味しかった。中でも主食のチャパティは平らなフライパンである程度焼いたあと、囲炉裏の直火にかけてると、プーッと膨らんでいく。その可愛らしい姿に目が離せなくなり、ママンがハイと手渡してくれた焼きたてホカホカのチャパティに、心まで癒された。

パキスタン国境の街、アムリッツァルでは、シーク教総本山のゴールデンテンプルのランガル(1日10万食の無料の食事が提供される共同食堂)でセーワー(奉仕活動)に参加した。

セクションは大きく3つ、チャパティづくり、野菜の下ごしらえ、 食器洗い。3フロアで1階は野菜と食器、2階はチャパティ、3階は食堂。1日10万食の規模は実際目の当たりにして想像を遥かに超えていた。人参の皮をむくだけの人が80人居る規模感。私はチャパティづくりのフロアで綿棒を使って生地を丸くのばすセクションに。現地の人たちに混ぜてもらって約1時間、おしゃべり好きなインド人に囲まれて丸く均等にのばすコツを教えてもらいながら、夢中になって楽しく作業した。

3階の食堂も圧巻。24時間、365日無休。宗教や身分や国籍とわず、無条件に誰にでも食事を提供する夢の食堂。約15分程度での入れ替え制だったが、一度に何人の人が座っているのか、数えきれなかった。単純計算で千人?!

毎日がびっくりドッキリわくわく体験の連続。最後はニューデリーにて調理器具の買い出しと、オールドデリーでの世界遺産観光で、旅を締めくくった。

インドよ、元気をいっぱい分けてくれてありがとう!

我が家のおうち菜園で、もっともっと美味しい野菜を育てて、その味を引き出すために、料理の腕を磨くことを約束する。インドとインドで出会った皆さまに、敬意と感謝を込めて。

現場からは以上です。

楠野裕子
NPO法人ハートフルコミュニケーション認定コーチ


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