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右脳回帰への道 思考に気付く

前回の記事はこちら→https://note.com/heartbeat130/n/n152eb470f21d


自動思考

右脳意識に変容するための基本中の基本、それが思考に気付くことです。
簡単にご説明すると、「あたまの中を自動的に流れる言葉による思考」に気付くことです。
「自動的に」というのがポイントで、よく観察してみるとほとんどの思考は「自動的に」発生していることが分かります。つまりこれは自分の意志とは関係なく起こっているものなのです。
こういった思考のことを「自動思考」と呼んでいます。

意外に思われる方も多いかと思います。思考とは自分の意志で行うもので、思考の言っていることは自分自身の意志であり、意見だと思っていたのですから。

自動思考が無い。または自動思考が分からない方は、リラックスして座り、「何も考えない」をやってみてください。
ほとんどの場合、気付くと何かを考え始めています。
何も考えないと決めたのに、その意思に反して思考が始まります。
つまりそれはご自身の意識とは関係なく発生しているもので、あなた自身の意志や気持ちとは完全に切り離された存在だという事が分かると思います。

思考という他人

さて、意志とは関係なく始まる思考。
これは自分の中に共存している他人です。
意志と関係なく働く機能なので、他人だと思って生活するのが適切な態度です。
他人の指図に従って生きるのが嫌ならば、この捉え方を採用することをお勧めします。

この他人、大人しく住んでいるだけならば良いのですが、あなたの意識に干渉しようと大きな声をで話しかけます。

他人との比較
過去の後悔
未来への不安
不足への恐怖
自己批判
他者批判
自己弁護
境遇への不満
などなど、あなたの意識を攻撃し疲弊させ、更なる思考を呼び起こそうとします。
思考への無自覚は、ご自身を破壊することです。
自身と他者(世界)を批判し、ストレスを発生させ、身体を弱らせ、更なる自己嫌悪を呼び起こし、さらに批判的な思考を繰り返させます。

自動思考の果てに幸福は待っていません。
そこにあるのは飽くなき欲求と、その果てにある絶望です。
欲求を果たしたとしても、次の欲求が現れます。
思考の与える欲求には果てがありません。満足がありません。
満足が無ければ幸福とは一時的なものです。
逆に、満足していれば何もなくとも幸福です。
そして満足を得るはじめの一歩が、自動思考に気付くことなのです。

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左脳は栄養が欲しい

自己否定や自己憐憫。同じところをぐるぐると回る思考。
いわゆる自動思考ですが、放っておくと雪だるま式に大きく大きくなっていつまでも止まりません。
それに対抗するには「これは自動思考だ」と気付くことが大切です。

では、どうして自動思考は発生し続けるのでしょうか。
その秘密は脳神経の特徴にあります。
脳の神経は使えば使うほど太く大きくなっていきます。
つまり、使う回路ほど優先的に栄養が与えられるのです。
自動思考を発生させる回路はこの機能を利用して、とにかく私たちが考えるように、考えなければいけないように誘導します。
嫌なことを考えて、もっとうまくやらなければ、失敗しないようにしなければと過去の失敗を思い出させ、反省させ、不安な未来を連想させ、不足を感じさせ、現状を否定させます。
そうして思考をぐるぐる回すことで、自動思考の回路はより多くの栄養を手に入れて、より太く、強くなり、精神の支配者としての地位を盤石にしていくのです。

で、あるならば。そこから逃れるためには自動思考の回路に栄養を与えなければ良いのです。
そのために自動思考に気付きます。気付き続けます。
自動思考に気付くという行為は、暴君を倒すレジスタンス活動のようなものです。
自分の人生を自動思考から取り戻すための革命です。

まず、自動思考に気付く。
そして気付き続ける。
それができれば革命は達成されたようなものです。
だから、まずは気付きましょう。
気付くたび、あなたの人生があなたの手元に戻ってきます。
大丈夫、諦めなければ必ず達成されますから。


今回はここまで。
最後まで読んで頂き有難うございました。



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