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全くもって分からない!「外化」と「投影」の違いをハッキリさせるべく書きましたNO5

これは心理学用語「外化」と「投影」の違いを明確にしようと自分の為に書きました。

前回は「自己蔑視はなぜ起きるのか?」について書きました。今回はなぜ自己蔑視から自己憎悪がおきるのかを書きます。

↓前回の記事はこちらから読めます↓

5・なぜ自己蔑視から自己憎悪がおきるのか?

親に自分の感情や気持ちを無視され続けて、親の思い通りに都合のいいこに育てられると自己蔑視する子になっていきます。親の意にそぐわない事は否定され続けるわけですから。

親から「そんなこともできないの」「そんなことより宿題やったの?」「〇〇ちゃんはもっとできるみたいだよ」口答えしようものならその何十倍と罵声が返ってきます。

そして「自分は駄目なんだ」

「自分はいけない子なんだ」

「まだまだ頑張らないとお母さん(お父さん)に誉めてもらえないんだ」と高い要求を自分に課していくようになります。こうして理想の自分を目指し始めます。しかし、理想の自分には絶対になれません。

なぜなら、親が要求してくる理想の自分は「完璧な人間」であり「聖人君主」なわけですから。しかし、子供にそんなことが分かるはずがありません。

結局、理想の自分を目指せば目指すほど、そこに行けない自分を憎み始めます。何が悲劇かって子供は親は自分を愛してるから言ってくれるんだと信じていることです。

親の期待に応えられない自分に嫌気がさしその感情が積もっていくと、自分で自分を憎む自己憎悪が起こります。しかしそれは恐ろしい事に本人に自覚はありません。無意識です。

無意識に自己憎悪の感情が沈殿していくって本当に怖いです。本人は分かってないんですから。この無意識に沈殿した憎しみの感情から「外化」がおきます。次回は自己憎悪からどうやって外化がおきるのかを書きます。引き続き読んでいただけると嬉しいです。

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