1年前の今日はKISS最後の来日公演@東京ドームでしたね っていうタイミング逃した
お祝いしたかったんですけどね.時間が経つのが早すぎて,まさかまだ1年は経ってないでしょ,思ったら過ぎてたよ.12月11日だったんだね.
1年と3日前はKISS最後の来日公演@東京ドームでしたね.
ボヘミアン・ラプソディがきっかけで生まれてはじめて母国語以外の音楽を聴くようになって,QUEENと時代が近くかつ日本で人気なKISSやBON JOVIにも興味を持ち始めて,
ちょうどそんな時に,KISS最後の来日,チケット先行発売,なんてニュースを耳にしてしまい,倍率も分からないまま発売開始の12時に合わせてチケット販売ページにスタンバイしてクリックしたところ,有難いことにチケットを申し込むことが出来まして.
こうして自分にとって最初かつ最後にもなるかもしれないKISSのライブに行けることになりました.
テニミュでお世話になることが多かった東京ドーム周辺.
楽しかったです.ほんとに.
視界こんなだけどね.
海外アーティストのライブって撮影OKなんですよね.ミュージカルだとありえないから本当にびっくり.
有難いことに前の方だったのですがすんごい端だったんですよね.
LOVE GUNでポールが飛んでったあたり.
左端にポール・スタンレーがいるの気づきますか.
この紙吹雪が降ってこないくらい端っこで,そんなに見やすい場所ではなかったんですが,モニターだとYoutubeを見てるみたいに遠くに感じてしまう気がして,懸命にステージを見てました.
KISSは派手なパフォーマンスも相まってライブしてこそのバンドというイメージだったのですが,なんていうか,理屈じゃないんですよね.
KISSの楽曲って本当にいい曲ばかりで,生演奏とか配信とか関係なく好きになってしまうところが沢山あるんですが,KISSのライブって理屈じゃないパワーみたいなものがあって,
2時間見終わってライブTシャツ着たまま電車に揺られて,最寄駅についたあたりでふとさっきまでの光景を思い出して,あれはなんだったんだろう,本当にあんなすごい場所にいたのかな,と思い始めて,家に帰るとYoutube開いてさっきまで聞いていた曲をまた聴きたくなってしまうような.
ポール・スタンレーのパフォーマンス姿も,なんていうか目が離せないんですよね.歌は勿論,歌いながらの体の使い方,腰や頭の動きとかが,なんていうか,誘惑されてるような感じで,こちらの目を釘付けにさせるんですよね….
生のライブの後からポールのパフォーマンスを見るときの解像度がぐっと上がりました.
エリック・シンガーのドラムソロとBethソロ,ジーン・シモンズの火吹き,トミーの無口で堅実なかっこよさ,と目からも耳からも地獄を感じて情報過多でした.
ステージ上の火柱の熱を感じるくらいすごい熱量の,まさに今生きてる!というライブでした.
こんな文章はいいからKISSを聞いてくれ.
Love Gun
1977年に発売されて今もライブで歌われている代表曲の1つですね.
上に上げたのが原曲で,ライブによってキーやテンポがアレンジされてるんですが,
最新のライブバージョンが実は一番好きです.
キーを下げたのと,サビでポールが歌わなくなった関係でコーラスがよく聞こえるようになりました.エリック・シンガーの高音にぐっとくる.
こちらは実際に観客が撮影したライブ映像ですが,ポールのパフォーマンスのライブ感がすごく感じられて好きです.
ちなみにKISS,この見た目のせいか悪魔崇拝と言われたり抗議活動されたりなんてことも昔はあったらしいのですが,ポール・スタンレーによると,
「俺は政治的な発言をする気は全くなかった.だいたい,『ラヴ・ガン』にしたって,銃に関する曲じゃないし——あれは,俺のペニスについて歌ってるんだから」
(ポール・スタンレー自伝 モンスター ~仮面の告白~)
そうですか.