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メルボルンでのとある家庭でのベビーシッター生活①
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どこに行ったんだとかここがおすすめだから絶対行けだとか。そのフレンドリーさ大好きだわ。
今日は初めてメルボルンでベビーシッターをした時の話をします。私のベビーシッターライフは2024年の8月下旬から始まりました。
7ヶ月の男の子、22ヶ月の男の子、4歳の女の子を持つ家庭でした。お仕事は16時からスタート!
タイムスケジュール
タイムスケジュールはこんな感じ。
16:00ー お母さんと会話しながら子どもと一緒に遊ぶ
17:00ー お母さんは1歳児を迎えに行く。その間、0歳児と4歳児を家で 見守る。タイミングによっては0歳児が離乳食を食べるのを援助する。
18:00ーお母さんが0歳児を2階で寝かしつけている間、1階で1歳児と4歳児の食事を見守り、その後は一緒に遊ぶ。
お母さんは香港のナショナリティを持つ方でお父さんがオーストラリア人のマルティカルチャー家族でした。でもお母さんは生まれてからずっとオーストラリアで暮らしているそう。
基本的に乳児養育のオムツ替えやミルクをあげる行為はお母さんがなされます。
16時
16時にお家に着いたら私は必ず
”Can I wash my hand?”
と尋ねてから手を洗うようにしています。
どのご家庭に入る時もそうですが、特に0歳児がいるご家庭では衛生面を特
に気をつけるようにしています。
そしてその後はお母さんが英語で今日の1日を説明してくれます。今日、三男は何時から何時までの何分、何回昼寝をして、何時何分にどれほどの量のミルクを飲んで・・・など・・・。
正直、Intermediate(中級)レベルの英語力しか持たない私にはあまり分かっていません。そして保育士としての経験も2歳以上の経験しかほとんどしていないため、0歳児養育のノウハウはさっぱり・・・。
ただ私に説明しながら頭の中でお母さん自身が情報を整理したい気持ちもあるように思います。ある程度は聞き取れるため大まかに理解しながら笑顔で頷いています。
そして今日の1日の報告を聞いた後に、これからの時間を説明してくれます。「17時半には眠くなると思う」や「18時には寝かせたい」、「今から急いでミルクをあげて・・・」など。
私はそれを聞いて、これからの時間の流れを把握します。
そしてそれが終わった後はお母さんは私のことを気遣ってくれているのか、話をするのが楽しいのか、どちらもあると思いますが色々と尋ねてくれます。
「今週は何をする予定なの?」などから入り、色々とお互いの生活を共有します。
話をするのが好きなお母さんなため、私も自身の状況、将来の方向性や気になったことをすぐに話したり聞くようにしています。
例えば可愛いネイリストを探していることや最近はカフェのオーナーがシフトを組み込んでくれないことなど何でも話します。(笑)
その間、お母さんは0歳児にミルクをあげたり、時折4歳児が会話に入ってきたりしています。
お母さんが0歳児を2階で寝かしつける日もあります。その時は4歳児と私は二人きり。関係性のない時はたくさん事件が起こりました。
それについては別記事で書きますが、簡潔に言うと「試し行動」です。
言語は違っても子どもの行動や対応は同じ。ここで経験が活きます。私は日本にいた時と同様、冷静に対応します。
17時
17時にデイケア(オーストラリアの保育園のこと)にいる1歳の男の子をお母さんが車で迎えにいきます。
お母さんは私がいる時間は本当にバタバタしていて家の中で走り回っています。(笑)とってもおもしろい。
夕食を作って0歳児にミルクをやって、寝かせて・・・17時には車で次男を迎えに行って・・・。
相当ハード・・・。
「片付けや家事など何でもやります。雇われているので」
と片言の英語で伝えましたが、お母さんは私が片付けをすると
「ありがとう!でもいいのよ、放っておいて:)」
と言ってくれます。うそーん。
お母さんが車で次男を迎えに行く前に、長女についてくるか確認します。長女が残る時は少し要注意です。
先ほどと同様、お母さんがいない場所では私を試そうと色々な行動を取ります。特に言語が伝わらない場面があるため、長女はそこを逆手に取ってきます。
う〜ん、賢い!でも振り回されないぞ〜!
こちとら養育は10年近く経験しているんだから〜!HAHAHA
詳しくは別記事でたっぷりと書きますのでぜひフォローしてチェックしてくださいね♪
4歳の女の子はたまにお母さんと一緒に車に乗って、弟を迎えにいきます。
そのため17時前から15分ほどは私が一人で家に残って、0歳児と4歳児と過ごします。(たまに長女はいないけど)
0歳児と過ごす際は離乳食のサポートをします。長女がいる時は横で0歳児と同じように赤ちゃんのふりをしてきます。
同じことをしないとフェアじゃないと言って泣きまねをします。
可愛いですね。でも大変、私にとっては0歳児が二人。HAHAHA
終わったら、一緒に遊びます。基本的には絶対に0歳児のそばにいます。7ヶ月なので最近はつかまり立ちに挑戦しています。
気を抜くとすぐに後ろに倒れるため、いつ何が起きてもすぐに支えられる位置に私はいるようにしています。
また頭から落ちないように必ず背中側に私の体を置くようにしています。
それでも事故は起きます。前にずっこけてつかまっていた柱に頭をぶつけたことがありました。
完全に私の不注意です。つかまる先が固いものの時は前に倒れる危険性まで予測しておくべきでした。そしてより安全な柔らかいソファーなどに場所を変えるなど判断すべきでした。
何か起きてからでは遅いですね。
たまに長女はテンションがヒートアップするため、その際は
Oh you are too energy… please calm down…
と言い続けて背中をさすります。
ちなみにお母さんが見ているとすごく怖い声で名前を呼んで静止しています。母強し・・・。私でも怖いよ・・・。
賢いけどお調子者な長女ちゃん、とっても可愛いです:)
18時
この時間からはお母さんは0歳児をお風呂に入れます。その間は1歳児と4歳児がご飯を食べるのを見守ります。
が、、、この時間もとっても大変!!
言葉が通じない分、関係性や制止が難しい。姉と弟でもう楽しくなっちゃって悪ふざけが止まらない時、あります。(笑)
が、うまく制止しています。男の子は特に単純です。褒めるとすんなりとその行動を続けてくれますね。
でも大事なのは長女と私の関係性です。私は長女が私に試し行動や悪い行動をする度に必ずお母さんに報告しています。
起こった事実と私なりの主観での原因(何が彼女にそういった行動をさせたのか)、後はその後にとった私の対応と彼女の反応をセットで伝えています。
お母さんはもちろん大激怒。(笑)ご職業が教師の教育ママなためしっかりと長女にお叱り。私への謝罪までセットです。
大体の理由が「長女の言葉を私が理解できなかったから」ですが、人に対しての悪い行動に理由など存在しませんね。
もちろん私が彼女の言葉をうまく理解できなかったことは申し訳なく思っているため、私からも謝罪します。
しかし私は必ず謝罪された際に理由を確認しています。
"Why did you say sorry to me?"
彼女が理由を説明できなかった時、母は再度激怒。(笑)
私がそうさせているのですが、ごめんね長女ちゃん・・・。と思ってはいます。本当だよ。でもこの作業が母親と子ども、また私と子どもの関係性の構築において本当に大切な作業です。
始めは本当に大変で、逆に母に負担をかけてしまっていることに申し訳なく思っていましたが、今ではその時間があったからこそ、私は長女といい関係性が築けているなぁと感じます。
長女との関係性が出来上がっていると弟が悪ふざけをした際や、一緒にふざけても途中で止まって弟を叱ってくれたりします。
母の前だけいい子でいればいい訳でないこと(社会性ですね)をきちんと学習しています。
1歳児は仕方ないですね。言葉ややっていいこと悪いことの区別の判断がまだ難しいです。そのためふざけていて楽しい興味を別の方向に変える必要があります。
少しでも良い行動をすればすぐに褒めるようにします。褒められた行動を覚えて繰り返してくれるフェーズに入ると大丈夫です。
しかし逆に怒られる行動をして私の気をひこうとします。その際は彼の本当の目的は私の気をひくことなので、あえて大きく反応しないようにしています。
または違う話題を出したりしてそのふざけて楽しい行為を忘れさせます。
”Is it good?”と美味しいか?と聞いたり、
そーっと彼の食事を私の方に寄せたりします。
あの手この手を試しますね。(笑)
するとそのうち彼は食事を思い出し、食べてくれます。
食事を食べた後は次男の手や口周りを拭いて、長女と一緒にパズルゲームや積み木、お家ごっこなどで遊びます。
ここでも要注意ですね。すぐ喧嘩になります。(笑)
弟が姉の真似を何でもするのでおもちゃを取るのです。そして姉が取り返そうとすると弟は泣きます。HAHAHA
私もつたない英語で「これはお姉ちゃんが使っていたもの」だと説明しますが、姉の作品を弟がぶっ壊します。そして姉が弟を叩く。
よくある流れですね。もう分かっているので、先に予測しておくことがポイントです。お互いに暴力が始まっては遅いので、危ないと思ったらすぐさま弟を抱っこして離れさせます。
弟は大泣きしますが、私は声かけで姉のフォローをします。そして弟を抱っこしながら落ち着かせ、別の遊びに誘導します。
まぁこうならないように弟が姉のおもちゃをとりたがる原因は「一緒に遊びたい」気持ちもあるため、うまく姉の邪魔をしないように誘導しています。
ポイントはあらゆる事件を「予測すること」ですね。
先に手を打っておくことに越したことはないです。
幸いこのご家庭はお母さんがすぐにすっ飛んできてくれるため、二人で養育ができます。そして母が来たらもう大丈夫。さすがです。
0歳児が寝たらお母さんは私を帰してくれます。そのため時給は$25(初めての家庭なので安く設定しました)ですが、契約の3時間分くれるため計算すると時給は$40近くなります。
まじありがたい・・・。
とまぁメルボルンのとある家庭でのベビーシッターの流れはこんなもんです。多分この家庭は特殊かもしれない。だいぶありがたいですね。
それではまたねん✋
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Aya :)