限度ってもんがある

「今日ポケモンGOのリリース日だよね!」

今から8年4ヶ月前、当時中学2年生の僕のセリフである。それで言うと世界中の老若男女がそれぞれの言語で言っていたに違いないのだが。勿論明確に覚えていた訳ではなく、「ポケモンGO リリース日」と数秒前に検索した。

「それな!」
「ポケモン捕まえに行こ!」
「御三家を捕まえるチュートリアル無視するとピカチュウゲットできるらしいよ!」
「いこいこ!試合まで時間あるね!」

これはバスケットボール部公式戦、1回戦のウォーミングアップ時間の出来事である。

ウォーミングアップと称して監督の目を盗み、全員で会場の外へポケモンを捕まえに行った。時間ギリギリまで乱獲し試合会場に戻る。他の試合の審判をし終わった監督がこちらに近づく。なんせアップをしていないので試合の数分前にも関わらず、我々は汗1つかいていなかった。監督は部員の怠慢を直ちに察知。怒りを露わにした監督の怒号が会場中に響いた。グラードンかと思った。(いい加減にしろ)


まあその試合は快勝したのだが、当時の事を考えるといつもある疑問を思い出す。それは監督が試合前に毎回言っていたことなのだが、

「試合前に1回汗を全て出し切れ。心拍数をマックスまで上げろ。急に試合に出ると直ぐにバテて体が動かないぞ。」

???

今でも思う、限度ってもんがある。あの監督のアップは明らかにやり過ぎだった。試合前に乳酸が溜まっていた。アホか。

拝啓、鈴木先生へ。
中学生なんて1回汗を全て出し切ったら、それはもうバテています。あとは飯食って寝るだけです。じゃあ試合中センターサークルでカレー食いますよ?ペイントエリアに布団敷きますよ?そもそも1回バテておくと逆にバテないってとんちか何かですか?ゼロ休さんなのに?コートの端から端まで歩くべからず。じゃあダッシュ!ってか??程々にして下さいね。(文句長め)
もう寝ます。

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