#143 コーヒーフレッシュに物申す!
お疲れさまです。
今日は、2023年11月22日(水)です。
本日は、「たけまる先生が物申す!」の第13話です。
以下の記事について物申します😀
以下に詳しく説明しますが、カロリーは高めなので、使用量には注意しましょう。
コーヒーフレッシュとは、コーヒーに入れるポーションタイプのミルクのようなもののミルク風の液体ことです。
カフェなどでは、複数人でシェアできる大きめの特定の容器に入って出てきます。
コーヒーを飲むときはコーヒーフレッシュが欠かせないという人もいらっしゃるほど人気者です。
「コーヒーフレッシュ」は、関西圏で使われている呼び名で、関東では「コーヒーミルク」、「ミルク」などと呼ばれたりしてます。
コーヒーフレッシュは生クリームと似ていますが、主原料などの点で違いがあります。
コーヒーフレッシュの主原料は植物性脂肪で、安定剤や保存料が含まれているため賞味期限は約3ヶ月と長く、常温保存も可能です。
一方、生クリームの主原料は乳脂肪で、安定剤などの添加物は含まれていないため、賞味期限が短いという特徴があります。
コーヒーフレッシュが登場するまで、コーヒーや紅茶などには牛乳や生クリームが使用されていました。
しかし、牛乳や生クリームの流通・保存のためには、低温環境が必要です。
そこで1950年代に開発されたのが、粉末タイプの「クリーミングパウダー」です。
その後、液体タイプのコーヒーフレッシュが登場し、日本に広まったのは1970年頃であると言われています。
コーヒーフレッシュの原料は、基本的に水と油です。
油を乳化させることで、ミルクのような白っぽさを出しています。
コーヒーフレッシュの成分は、大きく以下のようになります。
コーヒーフレッシュの主成分は植物性油脂であるため、「植物油脂クリーミング食品」とも言われます。
・植物油脂(植物から抽出して作られた油)
・砂糖
・脱脂粉乳
・糖加工品
・デキストリン
・乳化剤
・pH調整剤
・香料
・安定剤
・増粘多糖質
・カラメル色素
コーヒーフレッシュは、大きく以下のように作られています。
植物性油脂に水を加える
↓
乳化剤(水と油が分離するのを防ぐ)で白いクリーム状にする
↓
増粘多糖類(ミルクのようなとろみをつける)でとろみをつける
↓
乳製品に近い香りや色をつける
↓
PH調整剤(酸化防止剤とも呼ばれ、賞味期限を延ばすためのもの)、カラメル色素、香料(クリームのような色味と香りに近づける)で加工する
「油+水 → コーヒーフレッシュ」となるためには、どうしても食品添加物が必要になります。
水と油を混ぜるために「乳化剤」を使い、成分が沈殿しないように「pH調整剤」を添加します。
クリームっぽくとろみを付けるために「増粘多糖類」を入れて、ミルクフレーバーの「香料」を入れて味わいも完成。
見た目をよりクリームっぽくするために、さらに「カラメル色素」も添加します。
純生クリームは真っ白ではなく「クリーム色」ですので。
そうやって創意工夫してミルク風に仕立てられた「コーヒーフレッシュ」は、まるで本物の生クリームのように使われているという訳です。
植物油を使うことで、牛乳や生クリームを使用するよりもはるかに安くできるため、コーヒーフレッシュは「使い放題」にできるのです。
コーヒーフレッシュの小容器を見ると「植物性油脂、乳化剤、増粘多糖類、pH調整剤、着色料、香料」などの表記があり、「牛乳(生乳)」や「生クリーム」などとは一切記載されていないはずです。
コーヒーフレッシュ、牛乳、生クリームのカロリー・糖質は、それぞれ以下の通りです。
[コーヒーフレッシュ(可食部100gあたり)]
・カロリー:244kcal(12〜16kcal/個)
・糖質:1.8g
[普通牛乳(可食部100gあたり)]
・カロリー:61kcal
・糖質:4.8g
[生クリーム(可食部100gあたり)]
・カロリー:404kcal
・糖質:6.5g
さて最後に、コーヒーフレッシュが体に悪いと言われる理由についてお話します。
1.トランス脂肪酸が含まれている
乳脂肪分ではなく、植物油脂から作られるのがコーヒーフレッシュです。
加工・製造の段階で、トランス脂肪酸が生成されてしまう可能性があります。
トランス脂肪酸は植物油脂を加工する際に加熱されることによって発生する成分です。
トランス脂肪酸は脂肪酸の一種ですが、トランス脂肪酸の過剰摂取は、血液中のLDLコレステロールが増加し、冠動脈性疾患のリスクが上がります。
そして、以下のような疾患を誘発するリスクが指摘されています。
動脈硬化
心筋梗塞
喘息
アトピー
コレステロールの上昇
ただし、トランス脂肪酸の摂取量は一日に約2gまでなら特に健康に害はないと言われています。
とはいえ、コーヒーフレッシュに含まれるトランス脂肪酸は0.02〜0.04gと微量です。
そのため、一日に数個程度の消費なら問題ないと考えられます。
また、最近ではトランス脂肪酸を含まないコーヒーフレッシュも販売されているようです。
気になる場合はトランス脂肪酸ゼロのコーヒーフレッシュを購入することをオススメします。
2.乳化剤(ショ糖脂肪酸エステル)や添加物が含まれている
先述したように、コーヒーフレッシュには、乳化剤や各種添加物が使われています。
これらの物質も、摂取し過ぎれば体に害を与える可能性があり、注意が必要です。
しかし、コーヒーフレッシュに含まれる添加物の量は、ごく少量です。
大量に摂取し過ぎなければ大きな問題にはならないため、やはり一日に数個程度の消費なら問題ないと考えられます。
今日はここまで。
ありがとうございました~❤
P.S.
「コーヒーフレッシュこわっ!!」、「カフェオレとカプチーノの違いは何?!」って思っているそこのアナタ!
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