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強みと弱みを見極めてチャンスを待て!

【GOAL30】こうすれば勝てる、こうなれば勝てる」の戦略を練る

環境分析と市場分析が出そろったところで、要因分析です。PESTから抽出した項目を外部環境要因の機会と脅威、内部環境要因の強みと弱みに振り分けます。

次に、3Cから導き出した項目を内部環境要因の強みと弱み、外部環境要因の機会と脅威に振り分けます。おおよそ、PESTの結果は、客観的分析ゆえに外部環境要因(機会と脅威)の方に、3Cの結果は、主観的分析ゆえに内部環境要因(強みと弱み)の方に寄ってくるはずです。

SWOTの結果をクロスすると、強みと機会が重なった条件下で必勝が約束され、明確なKSF(Key Success Factors, 重要成功要因。必ず勝つ法則)が映し出されます。

さらに、強みなのに脅威にさらされている場合の対応策、チャンスなのに弱みをさらけ出さなくてはならないときの対応策を考えることができます。弱みでかつ脅威にあるときは、あえて触れないという賢明な判断もできます。

ヘルスケアビジネスの事業分析   最後に要因分析(クロスSWOT分析)していますか?

クロスSWOTは、デート必勝法にかけて説明するとわかりやすいです。自分(内部環境)の強みと弱みを見極め、どういう外部環境でチャンスが訪れ、どういう外部環境では脅威を覚えるかを整理します。強みを活かせるチャンスが到来した瞬間、最高の笑顔を見せましょう! もし、チャンスなのに弱みをさらけ出さなくてはならないときは、少しはにかんだ笑顔で「カワイイ」にすり替わるような行動をしてみましょう!
強みなのに脅威にさらされているときは、「今日はちょっとムリ」を演出して次につなげましょう! 弱みと脅威でしかないデートは、すぐさまその場からフェードアウトしましょう!
クロスSWOTは、戦略策定を目的とした要因分析です。

↓「大学講義「健康サービス論」で教科書として使用し、そのときの音声資料をPodcast「図本ラジオ」として配信しておりますので、ぜひご活用ください」*左上オレンジ部分の白い矢印がプレイボタンです

【GOAL 31】マーケティング戦略とコミュニケーション設計は一気通貫で

マーケティング戦略とコミュニケーション設計は、一連でつながらないとまったく意味を成しません。一連でつながらないと、ブランディングとかターゲティングといったマーケティングアプローチは、フレームワークで終わります。一連でつながらないと、広告プロモーションとかPRキャンペーンといったコミュニケーションアプローチは無駄遣いの元凶になります。

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