【レビュー】バーバラ・ブレナン『癒しの光』
『癒しの光 自己ヒーリングへの旅 (上)(下)』(河出書房新社) は、バーバラ・ブレナンによる2作目です。
『光の手』『癒しの光』『コアライトヒーリング 究極の光の手』の順に出版されました。
1作目の『光の手』で展開されたバーバラのオーラ論が本書ではさらに発展し、展開されます。
系統的に、明確に書かれており、ガッチリした感がありますが、まさにバーバラのオーラ論の完成形を本書でみることができるでしょう。
バーバラのオーラ論の全体像を系統的に学ぶには、本書が最適だと私は感じています。
物理学者で元 NASA の研究員のバーバラだあって、理論的なアプローチで書かれています。
上巻のスタートはオーラの歴史について、概要が詳しくまとめられています。
その後、自身のオーラ論を展開します。
バーバラはオーラのことを HEF (ヒューマン・エネルギー・フィールド) と呼び、詳細にその階層や構造、機能について記述しています。
さらに、ヒーラーとしての心がまえやヒーリングの技法など、前作の『光の手』とはまた違う視点で書かれていますので、ヒーラーを目指す方には前作と今作を併用することで必要な知識を得ることができます
まさにバイブル的な存在。
また、ヒーリングだけでなく、心理学的な手法にも長けているバーバラ。
本書の下巻には、心理学とオーラ論を組み合わせた手法が書かれています。
相手の心理的なタイプと、オーラ上のやりとり、接し方(癒やし方)など。
それは、オーラエネルギーを自在に操れるバーバラならではの方法ですが、スピリチュアルを学ぶ者には参考になると思います。
バーバラは導き手のヘヨアンとのやりとりも交えながら、スピリチュアルの世界を探究していきます。
他の2冊同様、本書にもヘヨアンから受けとった言葉がいたるところに綴られています。
ところで、
バーバラがヒーリングをする目的は、その人が本当の自分を見つけるサポートをすることだといいます。
それは本人も気づいてないかもしれない、本当のその人の憧憬。
あなたはどうでしょうか?
どんな憧憬を胸の奥に秘めていますか?
それに気づいていますか?
あなたは本書を読むことで、自身の生きる意味についても、考えるきっかけになるかもしれません。
ちなみに、「憧憬」という言葉は、3冊目の『コアライトヒーリング 究極の光の手』では「希求」という言葉に変わりました。
翻訳の段階で変わったのか、英文の段階で変わったのか、原文を確かめたわけではないので分かりませんが、私自身は本書にあるような「憧憬」という言葉が好きです。
心の底から憧れている景色。
まさに、漢字を見ただけで、その意味がありありと伝わってきます。
あなたも自分自身の憧憬を見つめてみてはいかがでしょうか。
それはあなたの胸の奥に秘めています。
『癒しの光』はバーバラの3冊の中で、最も分厚い著書です。
上巻が 380ページ、下巻が 369ページ、合わせて 749ページもあります!
私も読むのにとても時間や労力がかかり、苦労しました。
読んでも読んでも終わりが見えない。
しかし、元物理学者らしく理路整然とガッチリと詳細に書かれていて、オーラやチャクラ、ヒーリングについてたっぷり学べます。
しかも、スピリチュアルな感性を磨くためのエクセサイズも散りばめられています。
自分が必要だと思うエクセサイズを選んで、日々セルフで訓練をするといいでしょう。
さらに本書には、居住空間や環境、身体のケア、食べ物など、実生活で意識したい心得も書かれています。
ヒーラーというのは、人を癒やすのが仕事ですが、自分自身が癒やされてなければ人を癒やすことができないので、自分を癒やすことは大切なことなのです。
これらのように本書の内容は多岐にわたり、トータル的に非常にガッチリしており、まさにバーバラのオーラ論の集大成ともいえます。
本書を熟読することで、総合的にオーラ論を学ぶことができるでしょう。
焦らず、じっくりと読みたい本です。
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【まとめ記事】バーバラ・ブレナンとそのオーラ論、スピリチュアルガイド・ヘヨアン
■ 執筆者 : フランシス
■ フランシスの電子書籍(ペーパーバック)
スピリチュアルと心理学で夢を叶える法則
一歩踏み出す「想い」を大切にする
(ココCLAFT出版)
一歩踏み出すというテーマで、フランシスのストーリーを軸にした物語。
心理学と組み合わせて、スピリチュアルを実践したい方に向けて、書かれています。
本書に書かれているスピリチュアルの内容は、バーバラ・ブレナンのオーラ論にもとづいています。
スピリチュアルと心理学を実践し、夢を叶えるエッセンスをお伝えする内容となっています。
日常生活で実践したい方はぜひどうぞ。
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