初めての嚥下体操 〜介護と癒し〜
母の「三度目の転倒」→「粒あんの悲劇」→「ソフト食」へ変更
と、慌ただしく変化が起こる中、施設に入居以来、1年半ぶりに嚥下診療を依頼しました。
やはり、以前より低下が見られるとのこと。
これまでも、月一回、口腔ケアをお願いしていますが、その後に、嚥下体操を追加してもらうよう依頼しました。
以前なら、母から電話がかかってきたタイミングで、説明できたのですが、起き上がって、自分で電話をするのが難しい様子。
それでも、週2回は、リハビリの先生が、練習もかねて、電話をしてきてくれるので、様子を確認できたり、調子がよい時は、少ししゃべったりできるのは嬉しいことです。
結局、母に同意も得ない中、追加の嚥下体操の日を迎えました。
訪問時、起きてるかな?
口腔ケアの時間は、覚醒していなくとも大丈夫。
ただ、嚥下体操については、母も起きて、口を動かす動作が必要です。
近頃は覚醒していない時間も多いので、その時間「起きているか?」を心配していました。
確認してみると、覚醒していない時は、様子を見ながら口腔ケアだけにすることも可能、臨機応変にしていただけそうなので、安心しました。
嚥下体操 当日
口腔ケア+嚥下体操後は、ちょうどリハビリの先生の訪問時間。
電話で、母に確認するも、体操をしたのかどうかも不明。
その後、歯科衛生士さんからお電話をいただきました。
・のどの奥に食べ物をいれて、どの位早く反応できるか
・のどの奥をさわった時に、しっかり「オエ〜」とできるか
10分足らずの時間ですが、一緒にできていたようでした。
次からは、風船をふくらますような練習もしていくとのこと。
毎回、同じ歯科衛生士さんが対応いただけるのと、短時間で無理なくできそうと判断し、来月から月2回の訪問を依頼しました。
母の同意を得ず(笑)
当人の気持ちの大切さ
以前は、母からの電話で、こういうことに関してはすべて、説明→納得してもらって事を進めていました。
しっかり説明して、母も納得して「やる」言ったのに、その当日になると「いや」という電話があったりした時には、私も母に、カンカンに怒ってしまったことを思い出します。
近頃は、往診やリハビリの訪問日も、忘れていることが多いので、こんな風に、同意を得ず進めてしまうのは、少し心苦しい感じがするのも事実。
嚥下体操などは、一般的にやったほうがいいのだろうけれど、私がするわけではないのに、家族の私が決めていく。
このように「違和感」がある間はまだよくて、しまいにはそれすらも、私の内からなくなってしまうのでしょうか?
複雑ではあるけども、歯科衛生士さんから、毎回終了後に電話をいただけるとのことなので、様子見しようと思っています。
口から当たり前のように食べていると、そのことに感謝するなんて忘れてしまいます。
しかし、口があることで、呼吸もできるし、誰かと会話することもできる。
日常は感謝できることがいっばいだな・・と改めて感じます。