DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ) ☆介護~癒し☆
◆死ぬ前に後悔することトップ2◆
「勇気をだして、もっと自分に忠実に生きればよかった」
「働きすぎなかったらよかった」
思い当たる節があり、何だか「うっ」とする感じがします。
「DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)」
先日、久しぶりに参加をした終活の講座で紹介された書籍です。
2020年に出版されたものですが、視点が興味深く、スラスラと読めてしまいました。
「ゼロで死ぬ」
つまり、”生きている間に自分の資産を有効に使い切り、人生を最大限に充実させることを目指す”というわけです。
高齢になると、人はお金を使わなくなる?!
多くの人が、必要以上に貯めこみ、死ぬ間際になっても手をつけないのはなぜなのか?
答えの多くは、「老後の予期せぬ費用、特に医療費のために貯金を維持しておきたい」(私もまったくそうです)
そして、貯金がいくらあっても、「まだ足りないのではないか?」と不安を抱き続けてしまうということもあります。
しかし、人は年を重ねれば重ねるほど、お金は使わなくなる。
”お金を使いたい”という意思があっても、年を重ねるごとにやりたいことが変わったり、意欲も薄れていく。
ですから、「将来のために貯金すべきではない」ということではく、必要以上にため込むことや、お金を使うタイミングが遅すぎるのは、問題ではないだろうか?
という示唆です。
つい最近、母からの相続が完了した身としては、母が私たち姉妹のために残してくれた資産があるからこそ、相続が発生したわけで、母はまさにこのケースに該当するのと、このままいけば、私も同じだ!
”死”から目を背けることで人生を最適化できていない
つまりは、人は”終わり”を意識すると、その時間を最大限を活用する意欲が高まる。
「ゼロで死ぬ」
これは、”お金”だけではなく、”時間”のことでもあり、「限られた時間とエネルギーをどう使うべきか」ということにもふれられています。
高齢になると、体力的に厳しくなることが多く、そういう意味で、物事にはそれを行うためのふさわしい時期がある。
私たちが思っているほど先延ばしできない経験は多い・・・。
自分のことを振り返っても、反論する気になれません。
もし、子供にお金を残したいのであれば、自分が亡くなった時ではなく、今でもできる。
亡くなった時に、寄付を考えているのであれば、亡くなった時ではなく、今でも可能で、「生きているうちに与える」を実践するために、お金持ちである必要もない・・というのです。
母が私に遺した言葉を思い出す
「最期、お金が残ったら、寄付したら? おばあちゃんは子供に遺すなんて・・ってゆうてたから」
そう、私は母のこの言葉をはっきりと覚えています。
私は子供がいないので、子供に残す必要もなく、「自分で使い切るか」「最期は寄付するのか」
そして、寄付するんだったら・・「今なの??」
何だかまた「うっ」とする感じがします。
人は、なぜそれをしないかというと、意図的な行動とは対極にある「無自覚な生き方=自動運転モード」に陥っているからだ
やはり、反論する気にもなれません(笑)
この本を読んでみようと思ったことも偶然ではなさそう。
しっかり自分と向き合ってみようと思います。