Interrogation ~感情をぶつける、とは?~
ご無沙汰しております!
以前の更新から時間が経ってしまい、その間仕事もプライベートも色々ありましたが、これぞ人生なのかなーと色々思う次第で、今日もひなたぼっこしながらのんびり生きております。
今回は転職についてではないのですが、人とのコミュニケーションにおける気づきがあったので忘備録兼ねて書いていこうと思います。
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日々人間として生きている中で、他人とのコミュニケーションは必須だと思うのですが、同じ内容を伝えていても、「心地よく入ってくるひと」と「なんだこいつ」って思う二つのパターンがあると思います。
普段の行いや人柄など、内容以外の要因ももちろん影響するとは思いますが、そうでなくても、心地よいコミュニケーションをとれる人とそうでない人のちがいって何なのか気になりませんか?
実は私は管理職をしているので、コミュニケーションの取り方やコーチングについての方法はトレーニングで習ったり、ビジネス書を読んでみたりして、サンドイッチ方法 (ネガティブなことを最初に伝えるのではなく、ポジティブことを言ってからネガティブなことを伝え、最後に肯定的な提案をする)とかいろいろテクニックは実践しているのですが、もっとシンプルなことを見落としていた気がしたんです。
そして正直いろんなテクニックを取り込みすぎて、頭でっかちにありがちな「フレームワーク依存者」みたいになりかねそうな時期もありました。ああ、恥ずかしい。(笑)
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そんな私がコミュニケーションについて気づきを得たきっかけは、上司Aに呼び出されてミーティングをしていたときでした。
最初はアイスブレークから始まって、普段通りに業務報告を始めていたのですが、先月のあまり数字がよくなかったので、その部分についてどんどん上司が詰めてきたんですね。
この「詰める」というのが今回のポイントで、実際は「なぜこの数値が低いのか?」、「どういう改善案があるのか?」とか、表面上は内容に沿った正当な質問を受けていたのですが、正直、私はこの時点で「うわ、詰められてるわ」と防御態勢に入ってしまったのでした。
ミーティングは1時間あったのですが、なんだか終わってからは、ただただ「しんどいなぁ」って思う気持ちでいっぱいになっていました。
でも丁度数日後、上司Bと同じ内容で話し合う機会があり、上記と同じ内容の質問やさらに深堀した質問をされたのですが、終わったあとの私の気持ちは「なるほどな、がんばらなきゃ」となぜかすごく前向きだったのでした。
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「同じ内容を話しているのに、なぜこんなにも感じ方がちがうのか?」
そのあと私なりに考えていた時に、上司Bの質問は、「私や私のチームに対する不信感を前提とした話し方だったから」なのだと気づいたのです。
文字上には表れていないのですが、やはり人と人のコミュニケーションである故に、上司Bのネガティブな視線や推測を私は感じてしまっていて、やはり上司Bも、私の提案や報告に対して片っ端からネガティブなコメントや批判をしてきていたことから、それは裏付けられるようにように思います。
「どういう改善策があるか?」という一見前向きな質問をしていても、「どういう解決策があるか?どうせないんだろ?できないんだろう?」というその先の気持ちが見えてしまっていて、まあ正直な人と言えばそれはそれで愛でる対象になるのかもしれないですが、私としてはたまったもんじゃなく、ランチ前だったのに食欲は完全に失せていました。(ガーン。)
おそらく上司Bは、自分の論理は正当なものだ、自分に非はないと信じているだろうし、もちろん彼の質問は内容としては正しいと思うのですが、本当の目的である問題解決や部下である私を動かす、というところには達せず、むしろ「感情を押し付け合っただけ」の会話で終わってしまった点については気づいていないだろうな、と思います。
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"コミュ力を高めるには?"、"部下を動かす・育てるには?"、”戦略的組織作り☆(キラッ)"みたいな本が近年たくさん出ていますが、どのテクニックや方法論を使っても、結局ネガティブな偏見・決めつけをもって会話を始めると無意味なものになるのだろうなーと思います。
そして、むしろ相手を追い詰める (なぜならそういうロジックを使って質問をしていくことは、自分が想像する以上に相手のスペースを奪っていくことなので。)ことになってしまうため、成果としてはマイナスになっていくんだと正直思ったところでした。
ビジネスの場面以外でも、笑ったり泣いたり、割と自分の感情や意見をがつがつ表現している人っていると思うんですが、感情を表現することと、相手を邪推するのは大きくちがうんだということは、頭の片隅に置いといたほうがいいのかもしれません。
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決してコミュ力高めではないくせに語ってしまいましたが、次回は転職についても書いていこうと思います!!
みなさんの週末がよいものでありますように!