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アナログばんざい

東京大学と日本能率協会マネジメントセンター、NTTデータ経営研究所の共同研究で興味深い発表があった。

研究概要

P:対象
18〜29歳を3群に分ける

I:介入
紙の手帳(Note: Paper notebook)

C:対照
電子機器(Tablet: Electronic tablet, and Phone: Smartphone)

O:結果
記銘(記憶の定着)はNote群が電子機器群に比し有意に所要時間が短かった(p<0.05)。
想起(記憶の再生)は3群で有意な差は認められず。
∴Note群は効率よく記憶の定着ができている
但し、一定の直接的な設問に対してはNote群の方がTablet群よりも好成績。

考察

Note群とTablet群では見開きサイズが同じでTablet群のGUIはペンという点からも書き留める作業においては差がない。そのことから、書く手段ではなく書き込むメディアの差が想起に影響を与えていることになる。

感想

なんとなく電子媒体だと勉強していて記憶しにくいと思っていた。ノートに限らずテキストにしても、電子媒体だとなかなか頭に残らないと感じていた。それが研究によって証明された。

昨今の学力低下はDigitizationがもたらすAEだと感じていたことが、感覚的なものではなかったのだ。

忙しいことを言い訳に、書く作業から逃げていた。
資格取得の勉強で共に頑張っている友人は、忙しい中にも時間を見つけては、テキストや問題集を片手にノートに書き込みながら日々勉強している。
さすが頭の中できっちり整理されていて感心するばかり。

思い立ったが吉日、早速平積みにされてる真新しいノートを久しぶりに思いっきり汚してみようか…

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